Utakata
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赤月 宙
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君のいない世界をこれからどうやって生きたらいいか、わかんない、とか
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君の手の甘い香りが鼻をつく 泣きたくなってしまう、ほどの
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片手間で愛してくれるだけでいい それで充分満たされるから
2
僕などがどんなに焦がれ願っても きみをこの手で抱き締められない
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手の平と胸の熱さに慄いた (僕では君を守ってやれない)
0
夏空に雲が流れて 好きだったタルトの名前が思い出せない
2
「海を見に行きたい」 と言ったその声が まぶたの裏にまだ残っている
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両の手であなたがくれた さよなら が 僕に光と勇気をくれた
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本棚の文庫を五冊抜いておく (ここらは右心室に相当)
2
目も耳もふさいでおいて と言うならば 君の両手でふさいでくれよ
1
君が生きていてくれること それだけが ただそれだけが、僕の幸福
3
生きようとしてしまうよな どうしても どんなにひどく絶望しても
4
満たされたわけではないよ あきらめただけだ神社の枯れた朝顔
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君のことを案じて買った海色の切手シールも減らないままで
7
「消えたい」 という気持ちだけがうず高く地層のように 固く積もって
3
存在が形に残ってしまうのがこわいと泣いた 透明人間
4
ただ生きていくことだけでつらいのに 君を愛するだなんて、とても
2
心根の美しいのがわかるから 君のブログがずいぶん怖い
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チョコレート色した君の前髪が夏の陽射しに溶けてゆく午後
4
君の背の翼の骨がなおったら 行きたい場所が山程あるよ
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「ああすげえ気持ちわかる~」 つぶやいた 君の視線の先には『GODZILLA』
1
風の音はたやすく花も刈り取って (君を愛することすらできない)
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もし僕が明日命を落としても この絵葉書は君にあげたい
2
あの日から君に歌って欲しい歌が 僕のなかから消えてしまった
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溺死してたむけられてる花になるくらいだったら泥になりたい
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きみはうつくしいひとです、どこまでも ただどこまでも きれいなひとです
3
大好きなひとに名前をつけられて解かれたようにお前は笑う
3
感情に名を付けられてうっとりと 少女のようにほほえむお前
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君の手を引いてゆくのは僕じゃないってことだけは確かな、波間
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春風に転がってゆく紙くずが 最も尊い意思を持ってる
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