Utakata
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赤月 宙
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好きだったはずの貴方の歌声が 届かないこんな海の中では
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失えば 生きていけないはずのもの あまりに多く失い過ぎて
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僕はもう 君がいなくとも歌えるよ 少しもさみしくなんかないさ
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慎重に和菓子を選ぶかのように 君に贈った三十一文字
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もう君に手紙を送ることもない 海のシールが空を彷徨う
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口元にそっと手を触れはにかんで なにかを察する消えたつぶやき
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血眼で 生命をかけて唄うから お洒落をしてる暇などないの
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あのひとが 私の歳を越えたとき そばで笑っている花であれ
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ごめんなさい 黙ってたけど 本当は もっと真っ赤なリップが好きなの
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町を出る あの日写真に焼き付けた 山の青さが今は痛くて
3
枯れている君にお水を差し出して まさか喰われる破目になるとは
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僕などに〝傷つけられない〞だけでなく 救われたりもしないでほしい
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歯ブラシをくわえてひとり うずくまる わたし以外が 真っ当である
14
焦がれても 抱き締めてなどもらえない 罪の意識に燃える火柱
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美しい人だと見蕩れ 立ち竦む間に夜空へ消えていった
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“おめでとう 生きててくれてありがとう” それを伝えるためだけの月
2
シナモンの香りをまとう赤い鳥 ぶどう畑の夕陽に消えた
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だいじょうぶ だいじょうぶよ、と 言ってやる そのためだけに 僕は歩ける
1
もう僕は 歌もさえずれないけれど この羽ばたきが 風となれば、と
2
弁当のレギュラー会議の時間です。(フキは覚悟を決めていました)
4
下腹部を研いだ刃で貫かれ 「溺死する前に抜いて下さる?」
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泣きそうな声音で君が歌うとき メモの言葉は壊れはじめる
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魂が夕焼けのように澄んでいて その美しさに 救われたんだ
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ぐつぐつと夜中にケーキを焼く音と あなたの孤独だけが愛しい
1
森の奥 沈むあなたに手をのばし 溺死したってかまわなかった
1
君の目を見れないのならセーターの袖のフリルも 意味はないのに
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君の
音
(
ね
)
はラムレーズンよりほろ甘く 舌にしびれる味がしました
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「少しだけ立ち止まるのも良いですよ」 (また歩けるとも限らないのに?)
3
傷ついているのよ君は 無自覚の白い
T
シャツだけが知ってる
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帰りたい (あの日の空へ) 帰りたい だから私は 上ばかり見て
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