Utakata
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赤月 宙
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焦がれても 抱き締めてなどもらえない 罪の意識に燃える火柱
2
美しい人だと見蕩れ 立ち竦む間に夜空へ消えていった
0
“おめでとう 生きててくれてありがとう” それを伝えるためだけの月
2
シナモンの香りをまとう赤い鳥 ぶどう畑の夕陽に消えた
1
だいじょうぶ だいじょうぶよ、と 言ってやる そのためだけに 僕は歩ける
1
もう僕は 歌もさえずれないけれど この羽ばたきが 風となれば、と
2
弁当のレギュラー会議の時間です。(フキは覚悟を決めていました)
4
下腹部を研いだ刃で貫かれ 「溺死する前に抜いて下さる?」
0
泣きそうな声音で君が歌うとき メモの言葉は壊れはじめる
0
魂が夕焼けのように澄んでいて その美しさに 救われたんだ
0
ぐつぐつと夜中にケーキを焼く音と あなたの孤独だけが愛しい
1
森の奥 沈むあなたに手をのばし 溺死したってかまわなかった
1
君の目を見れないのならセーターの袖のフリルも 意味はないのに
1
君の
音
(
ね
)
はラムレーズンよりほろ甘く 舌にしびれる味がしました
0
「少しだけ立ち止まるのも良いですよ」 (また歩けるとも限らないのに?)
3
傷ついているのよ君は 無自覚の白い
T
シャツだけが知ってる
0
帰りたい (あの日の空へ) 帰りたい だから私は 上ばかり見て
3
僕だけが生き延びていて 僕だけが君が幽霊だって知ってる
3
自らの意志で殺した 己自身 互いにそっと花を手向ける
4
今 僕は あなたのために何をするべきか悩んで、ただパンを焼く
5
首もとを かっ切るだけの意志もなく ぷち、と裂かれる
魚肉
(
ぎょに
)
ソの金具
1
笹舟も やがて海へと辿り着く 願って歌を歌い続ける
2
“あるがままを受け入れてくれ” 彼は言い 僕も笑って 刀を抜いた
0
この先に 夢も希望もないけれど ただ静けさと 草の香があり
1
君の為つけたピアスを揺らしても なぜか寂しくなるだけなので
1
私らは幸せなのよ、と主張するために焼かれる紅いメレンゲ
1
何者かになろうとしなくていいんだよ 生きてるだけで あなたなんだよ
2
優しさにただただ甘えて生かされる 何もないのは僕でしかない
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あまりにも 生き辛かろう あまりにも やわかい肌で やわかい瞳で
0
溺死してしまわぬようにこの歌を この言葉らを書き出さなくては
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