唯一の緑の楽園川崎の 「立花の森」水涸れ閉じる
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金色のちひさき星のかたちして秋雨に散る木犀の花
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緩やかに狂うを恋と仮定して 愛で正気に戻るか否か
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‪タピオカのふりして潜むこんにゃくにまた騙されたコンビニ帰り‬
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わかってた、独りでも呼吸いきできること 風がなくても踏み出せること
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‪一週間かかるだなんて! 欲しい本読みたい時に読めないなんて!‬
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将棋指す初心者からの母がいて 棋本独習で独学の三級
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海沿いの校舎に響く蝉の声 子供の声は春からない
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店も家も、時が過ぎれば空き地になる いつまであるだろ この町は。
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ケータイの 番号一つ呼び出して 眺めて消したこの夏も
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‪テンサイに生まれたかったまたは冬生まれたかったダイコンムスメ‬
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‪つぶは餌わたしは金魚くちあけて漢方薬を飲むおまじない‬
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しるべなきくらぶのやまに行き暮れぬ道だにてらせ秋の夜の月
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仏像の横に並んで寄添われ そんな曇り日私も好きです
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‪こんな時だから常連風吹かせフロランタンを買い占めてみる‬
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‪朝顔の支柱に絡み付く蔓はわたし、あなたは……言わせないでよ‬
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すみかはる世こそはかなく思はるれかたぶきそめし秋の夜の月
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‪寂しさが生んだ怪物みて思うひとごとでなし胸なでさする‬
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‪さすってもさすってくれるひとは無く悲しきセルフ・リフレクソロジー‬
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さりげなく月が綺麗と言ったって気付きやしない君が好きだよ
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美味しさを保証されてる「焼きたて」に縋って一つだけ買ってみる
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‪どんな味だったでしょうかしあわせは飲めば飲むほど渇くでしょうか‬
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刈りいれもをはりにけりなひえびえと田の面をてらす秋の夜の月
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うつむいてくちべにえらぶをとめごのうなじのしろき秋の夜の月
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もういきているのはいやよ、まちがえた、ほんとは「お」です、寝たいだけです
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‪寝たふりをしている時に聞く声は遠い異国のさざ波に似て‬
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‪気づいたらわたしと話す時にだけあなたは鈍い反応でした‬
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代金を払う時だけでいいので人間として扱われたい
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‪生きるためひとり楽しく生きるため店員さんに笑われたくない‬
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詠む、なんて高尚なことできませんこねてつくったただの文です‬
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