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通り雨に途切れる思考駆け出して 心の鉛はそこに置いてく
1
世界一星が見えるテカポ村 星座は星の海に溺れる
1
劇的な勝利が決まった 隣人も我も歓声 つかの間の友
3
矛盾とは自然な欲の点と点 一つの身体を引き裂いていく
1
助手席がとぷとぷと鳴る音を聞き冬が始まる灯油を連れて
2
膝を突き天を仰いだ背後から
黄金
(
こがね
)
が散って影を
曝
(
あば
)
く
陽
(
ひ
)
1
執念がネットを揺らし打ち消した幾年月も拭えぬ悲劇
1
もう君と逢瀬がないという予想死んだと胸に言い聞かせたる
2
ステージライト、マスクに反射して。一糸乱れぬサイリウムだった。
1
浴槽に張り付いた毛を見て思う 育つは延々死ぬは一瞬
0
子を産んだ友と久しく再会す 懐かしいだが知らない顔で
2
ここにはない何かを妄想するためにここになくてはならない体
1
バラバラとコンプレックス崩れ落つ 「俺は好きや」と聞いたそばから
1
人は皆自分の道を歩むとか ねえそこの君、寄り道してく?
1
恋しとて急に電話はかけるまじ汝には汝の今宵あるらむ
1
願わくば生きて私のそばにいて これが愛だと定まりました
1
雨音は ショパンの調べか ガゼボかな 降りしく雨は 雪とならなむ
2
思う心 今は曇って いるけれど 繋がると知り 僕は安らぐ
1
耐えきれず 思わず開けた 発泡酒 休肝日とは 名ばかりと知る
4
思う心 今は曇って いるならば 明日の空は 晴れるしかない
1
頭から布団被りて夢は見ず 我恐るるは夜か夜明けか
8
歌うのは三十一字を描く間 僕の中から死が消えるから
6
曇天に恋の終わりを読んだのは 断る理由が雨だったから
2
似合うより着たいを選ぶ試着室 ピンクが好きと言える年頃
4
ベランダの隅に剥がれた蝉の羽根 覗き込めない掃き出し窓下
1
秋時雨 独り占めの公園は雫が連れ立つ黄金の舞
1
生きる価値 それを求める人の性 プラスかもだが マイナスかもだ
2
生きづらさ 打ち消すために 大阪に それでも心 晴れぬことしる
0
雨ふりて 心もはれぬ 冬の空 それでも明日へ 光さす
0
ブラックですり減るヤングに席譲る 年寄りだから降り 駅ベンチ
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