Utakata
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灯屋
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きっと皆んな繋がってるよね。
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如月の朝が来たんだ飛行機を塗り替えられるほどの白さで
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くちびると苺の区別つかぬよな君とはぐれるなら冬がいい
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木の椅子に夕陽が溢れ制服の下に隠したナイフを照らす
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かっこいいつもりか黒のマスクするヤツと僕にも同じ雪降る
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真実も嘘も一つの海にいて波の間に間に漂い流る
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ビルの窓見知らぬ人のような僕嗚呼ぼくは今街の一部か
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薄暗く目覚めは五時で 朝か夕どちらの世界選べばいいの
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その問いに頷けばきっと楽になる撃たれたように開く唇
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目の前に知らぬ人いてそれぞれに過去も未来もある恐ろしさ
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明智なら敵は
スマホの中にありピシャリと言うか高二のぼくに
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「ごめんね」と言わせた僕が悪いのか優しだけがなぜだめなんだ
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イヤホンは平等に僕そして風 真冬の月に音を巡らす
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タオル替えパジャマも着替えアタックで少しづつ消ゆ去年のにおい
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おそらくは今年も猫と親と我闘いもあり愛されもして
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そんな顔をして笑うやつがいるか幼い頃に戻るじゃないか
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ただいまと言っても母のいない家みたいだ今日のこの教室は
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スマホから明日は大雪かつ君は明日も会えないというお知らせ
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前髪が伸びて瞳が隠れた日 僕にできないことなんかない
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真夜中のドアはさみしい「追いかけてほしかった」という君がいそうで
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真実と誠実はまた一致せず 麻薬のようなうそを下さい
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明け方にぼくは一人で臆病だdボタンでの占いはうそ
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夕陽だろどうせ感動させるんだ青春だなって思わせやがる
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指先で挟んだ頁は見せないよ 雪が本にも靴にも染みる
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奥底はネクタイとベルトに挟み今日も真顔で保つ日常
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顔も見ず「何階ですか」「五階です」知らない人と空近くゆく
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どうせならイヴが齧った林檎かな生まれ変わりができるならばね
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抱っこしたミィとくちづけした今は世界平和も望めてしまう
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「人生は暇潰しだよ死ぬまでの」鼻腔ひろげて言う話かね
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舌の根も乾かぬうちに語りだす君の薄くてきれいなことば
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Wi-Fiと電波を探し振ってみる向こうの人が手を振り返す
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