Utakata
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灯屋
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学びの旅から帰ったら皆さんまた灯屋を迎えてくれる?
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一月に恩師が逝ったと今日知りて 今の自分を叱ってください
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祖母はゆく重い扉を開けられて祖母だけ知らぬ老人ホーム
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ひと匙のいじわるを盛る君の目は汚い上に輝いている
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海が陽を呼びこむ時間早まって。好きな夕方、海の街にて
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もし僕が虹に転生したならば写真を保存されたりするね
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「咲き誇れそれは勇気だ」未来からぼくを見ている僕が叫んで
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六日目で神は地球をおつくりに。僕は七日で二回炊飯
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末吉のおみくじ財布の隅にあり。見捨てられない才能もある
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親指で終わりなき夜のYouTubeひとりぼっちで親指あはれ
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致死量を超える笑いはガキのころ小便飛ばしあっこの奴らと
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さらさらの風に終わった夏を知るこぼれ落ちてくものに心は
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上弦の月は隠れて星たちと君に囁く東のそらで
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「吾の妻がそばにいるよな安堵感」愛の言葉がつまり「あずましい」
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猫の手を借りてまぶたにくっつける。癒されかたは自由だ、笑え
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「おれの歌聞いてんのかよ」とは言わずBGMも才能である
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爺ちゃんの葡萄は今年不揃いで未完も個性も風も秋だね
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さいごまで「あの子がほしい」と言われずもアニソン歌う今があるので
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賑やかな教室の窓からみえる秋の桜も桜であって
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手のひらをじっとみつめた啄木の運命線ってどんなだったろ
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夕立に駆け出しながら、これはもう天使のくせ毛発見大会
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バスタブに形うしなうほど溶けて満たされてるはお湯だけでなく
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LINEにも心ふるわす糸があり君は見えずも伝わるなにか
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泣きじゃくり地球滅亡する如くお菓子売り場でひっくり返る子
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朝咲いて昼に散ってくアサガオも死を生きている僕もおなじと
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駆けてゆく白雲眺めてるあいだ、戦争一つ終わるといいな
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線香が灰になる頃気がついた白くなってる爺ちゃんの目に
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通るたび北海道犬「ギャンギャン」と吠えなくなってその角寂し
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日めくりを自らめくりこの夏にお別れ告げる紅いアサガオ
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魚しかしらない青を立ち上げて水平線から目ざめる残夏
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朝早く目覚めてしまった土曜日は電車に乗ろうチョコといっしょに
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