灯屋  フォロー 62 フォロワー 62 投稿数 417

きっと皆んな繋がってるよね。

父が居る白く浮き出た教室で十五の僕は未来予定す 

罪人は自覚無いまますぴすぴと熟睡してる 古文の授業 

月曜日朝8時半君に会うそのためだけに今日が始まる 

あの人の幸せ祈ることもなく後悔もせず それだけでよし 

ひとひらの舞たる雪の静けさや些々で怒れる我見習わん 

あの冬が降りだし積もりそうだからこのマフラーはしまっておくよ 

嗚呼暗い長い冷たい夕雪の道をゆくのか恋もせぬまま 

溶け気味のラムレーズンを食べながら硝子戸叩く雪を観る吾 

一月の月の灯りは清らかで雲には乗れないことを忘れる 

降り積もる雪を見渡し寒いねと微笑む君の瞳あたたか 

君はただ君を肯定すれば良い空色のシャツ着ずとも跳べる 

焼きそばの焦げた香りが階下から知らせに来たね正月終了 

瞬きをする音さえも聞こえそう今年初めて顔見ただけで 

見上げるとすべてが降ってくる空だ歓びばかり噛みしめよ 今 

哀しみに踊らされたる夜を超えカレー曜日は中辛の朝 

いつも行くコンビニドアに求人の張り紙あって 誰か辞めんの 

塩漬けになった睫毛はばさばさで心もたまに軽く風邪ひく 

年明けて十六歳をやれるのか甚だ不安 助けて伊代ちゃん 

待ち侘びて来ぬ人想い雪に濡れこれが答えと知りつつ案ず 

雪上の狐の足跡 たち消えて 宮沢賢治の世界観かよ 

うそ吐いて騙した痛み忘れても白い冬薔薇僕をみている 

チンをして食べよと父のメモ通り食べるカレーはなぜだか泣ける 

明日あたり雪に呑まれるナナカマド 口に入れると甘酸っぱいか 

引き際が見事でしたね山紅葉 ロケット刺さるような雪原 

好きだなと想った数だけ空があり今夜は鈴を鳴らすめでたさ 

ぬくもりと愛と優しさ見えぬもの一線上にいるよサンタは 

細雪まつ毛にのせて煌めかす君の原罪数えてやまぬ 

胸元のボタンは閉めろきっちりと少しも開けちゃ駄目だよ君は 

漠然と心しのばる哀しみは夜の枕に染み付いている 

幼きの半分過ごした病院が日本最大クラスターとなる