Utakata
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灯屋
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学びの旅から帰ったら皆さんまた灯屋を迎えてくれる?
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あかちゃんに人差しゆびを握られて月の光は地球
(
ほし
)
の木漏れ日
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ムカついたアレごと豚を炒めだす煙もアレも吸う換気扇
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「歩こうぜ!早く走って転ぶバカ」チラシの裏に君の友情
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雪灯の路を君と歩くとき八百ルーメン光ってみえる
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あの店の名物おばちゃんいなくなり失恋したよな 窓は夕暮れ
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されて嫌なことしちゃ駄目なんじゃない人が嫌がることをしちゃ駄目
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はいと言い待合室で立ち上がるぼくの名前は記号と化する
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チョコベビー最後の一粒食い終わり唐突にいま少年終了
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耳すませ雪の聲ききあるく朝今だけの空目で抱きしめて
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模試に模試重ね共通テスト二度 落ちた受かった。去年の祭り
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十二位の今日の運勢忘れてて正しい姿勢でマウスを叩く
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否定することほど楽なことないね。しずかに笑う君は尊い
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絞り出すように泣いてる君といてぶざまはどっちかわからなくなる
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投げられたボール受け取りまた投げる反復なだけなのに笑顔だ
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危険だと言えばよかった君の傷見るたび切れる僕の心臓
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呼び鈴を押したら「今はお休み」と水森亜土が言うんだ。待つよ
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夕焼けを背負った雪がおちてくる涙一つぶ分の重さで
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紫の夕陽がおちてアパートの窓のともしび温かき冬
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友宅で大型犬が飛びついて抱きしめ合えば愛の襲来
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期末前ひとりおむすび食べながら講義動画をみる みてるだけ
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正しくて清いあなたの横にいるぼくの影だけいつもより濃い
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優しさを刃に変えたあの時の僕のことばを消して粉雪
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白い息冴える銀河に流れ込む君が落としたチュッパチャプス
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台どこに立つ母の姿祖母になるあんなに仲が悪かったのに
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はや十日今年もぼくは生きてゆく四季を跨いで生き恥晒し
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わんぱくなままであること演じつつ家族よまたね。正月終了
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真白きシマエナガかというような雪だるまあり運河のほとり
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あの人は冬の水素を浴びている粉雪の中光あつめて
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やわらかく雪の結晶のせた手であなたの頬を撫でるこの指
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雪のせた桜の枝に心寄せ春には春の冬には冬の
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