灯屋  フォロー 78 フォロワー 78 投稿数 513

きっと皆んな繋がってるよね。

坂道を駆けて登れば空は青気ままな語遊びさいおんもやろう 

残酷な弓を射るとき躊躇うな貫通させろ自意識なんか 

恋ゆえに心さざめく夜もある くちびるにはうた 灯火見守る 

しあわせは雲の隙間の陽射しかも かたちは変わる共に見ようよ 

教室の四角い窓の向こう際僕らが思う以上に夏だ 

近頃はするりとうそが溢れでてなりたい自分は夏の逃げ水 

選択をせずに置いてけぼりにした過去の自分に会いたい春夜 

雑草は校舎の影で凛と立つ僕に強さを分けてほしいよ 

真実は奥歯で止めて春曇り逆さの君が水溜りにいる 

幸せな少年時代を過ごしたと雲には告げる四月の校舎 

初夏の空ふりむきながら見上げれば小雨と流れる雲の鳥かな 

星図鑑顔に伏せつつまどろめば初夏の風吹く致死量なほど 

盗まれた消しゴムはきっと今もまだ僕に消されてると思ってる 

マカロニのサラダに入る玉ねぎに頼るビタミンどのくらいある 

夕暮れは浅い眠りと小説のすきま縫いつつ栞を挟む 

制服に蹴り入れられた跡残る友庇えずに何がゲバラだ 

本気では無いことくらい気づいてる 桜にだけは打ち明けておく 

菜の風に吹かれて心は透きとおりやがて優しさだけになりたい 

四月とは暑からずして寒からず制服やっと身の丈に合う 

似合うからと母が買ってくれる服どれもこれもがわんぱくな服 

あわよくば悪いやつだと見せたくてミルクを入れずコーヒーを飲む 

星よ星僕らを照らせ午前二時むくんだ指で微分係数 

亡き祖父のカセットデッキONしたら中島みゆきがファイトを唄う 

「モウスグオフロガワキマス」に「はーい」と応える僕はB型男子 

叩かれて押し付けられても耐え忍ぶ僕の机に賞をあげたい 

夜のバス窓に耳たぶ押し付けて映る横顔噛まれる予感 

いろはすは何味が好きなど話し 気付くあなたの手首の傷に 

海馬など無ければいいよ忘れたい忘れられない僕 水瓶座 

「最悪だ期末テストはびりだよ」と落ち込む君をちょっと好きになる 

先輩が僕だけくれたガム辛く「お元気で」すら言えないなんて