Utakata
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灯屋
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きっと皆んな繋がってるよね。
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励ましのうたを抱きしめ冷えているぼくのサイダー君にあげたい
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この僕が短歌男子と皆知らず覆面レスラー的な気持ちで
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字が下手で
4
と
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とが読みにくい僕の未来も読み取りにくい
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嫌ならば受験やめちゃえホトトギス教科者からの幻聴がひどい
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通り雨濡れた紫陽花みたいだよ震える君の声に触れたい
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逃げ水が僕をからかう青いガム奥歯で噛み締め悔やむ七月
8
「数学は答えが一つだから好き」僕はそう言う君の目が好き
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ガタガタの椅子に当たった席替えの不安定さは僕に似ている
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舞う蝶をやぶからぼうに欲しくなり虫取り網で空かき回す
8
午後ティーの氷が鳴って相対性理論理解す君の部屋にて
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溶けかかるチョコを食べてる君のこと焦げつくほどに見てはいけない
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青春の後始末して帰り道学祭終わり 蛙ひと鳴き
8
甥っ子の水鉄砲で
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度死ぬ演技円熟真夏日の
2
時
10
たわむれにカサブランカは風に揺れ力抜けよと僕にささやく
8
タンポポは綿毛になって飛び立てる光まみれる日まで粛粛
10
夏の風平等に頬撫でてゆくマスクする人マスクせぬ人
8
想っても傷つく自分ためらいて雨に打たれる紫陽花は蒼
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夜手前とかげの緑「いとかなし」僕は一人で夕焼けを見る
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また誰か座ると信じ揺れている廃校直後小さなぶらんこ
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ラベンダー風をかわして地平線どこまでも延び紫を抱く
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わたあめの気持ちになりぬ夏の夜高等遊民のふりをして
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夕焼けに「寂しくないよ」と落書きしチョーク投げたら双子座になる
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ばあちゃんの運命線は途切れてて「百まで生きろ」手を包みこむ
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せつなさはさよならじゃないその向こう僕を追い越す夕焼けにある
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いい奴でなくていいから嫌なこと嫌でいいからお前でいいから
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真っ白いミルクのような君の嘘わかってるんだ、あたたかいって
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はにかんでうつむく君を焼きつけた僕の瞳を君にあげたい
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遠い夏シロツメクサを編みながら遥かを想った それはここだよ
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ホースから水の弧に虹 ニセだって生きてていいっていうグラウンド
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もう少し先の駅まで歩こうよ来年のこと巧みに避けつつ
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