Utakata
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灯屋
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きっと皆んな繋がってるよね。
大学生になります。
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春雨にビニール傘をまわし持ち百万画素の透明に濡れ
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ラブコメの主役のようなリアクションするんだ君は二重にすると
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黄砂入り強風背負いふきのとう横目でながめ春の渋滞
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覗き込む運河に美し魚おりなめらかな春にそよぐ体は
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日暮れると急に冷えるね手袋は?持ってきてない?貸しなよほら、手
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この春にあなたは淡く色づいて一曲でいい恋のうた聴く
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シャンプーでアトムの髪型やってみる
100
万馬力で晩飯を食う
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黄金の蜂蜜パンまで到着のスピードこんなところにも 春
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納豆の醤油、辛子に薄ビニール。汚さず扱う人はマジ神
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グラタンの重たい皿を拭きながら「冬も終わるね」母がつぶやく
44
「覚えてる
?
こんど会おうよ」純度
100
で僕は会うよ君の罠でも
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春雪で手形をつけて笑った日かかった虹がなみだ溶かすよ
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吹雪く和歌師に褒められる有り様に心ときめき言葉うしなう
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中学のころから師とし仰いでたさいおんさんの濡れ睫毛想う
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フットサルクラブの王族群れていて半透明の僕が横ぎる
24
「ライバルは自分なんだ」という君にうなずいてみる。あほか僕らは
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あの月はいつか見た月、足音も月の光も背中から降る
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揺れながら流れていった笹舟を見送るように母は手をふる
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アスファルト着地するたび消えてゆく、うつろう季節の雪は背徳
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それつまり、感謝の言葉と受け取っちゃダメなやつよね「今までありがと」
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本当に痛むのですね心臓がズッからキンのタイムラグ経て
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一瞬という時がありさよならも言えないままでまた春がくる
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ざぼん食い果汁みずうみ口中に。潤すは喉ばかりなりけり
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高熱にうなされる朝グレゴリオ暦の仕業か効かぬパブロン
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卵かけご飯の茶碗につかまって胃だけを満たす一人居の朝
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唇をとがらせた君もドーナツの穴からみると世界はまるい
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沸いた湯で紅茶を飲めばため息と少し寂しさ蒸気にのぼる
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シャキシャキが好きだったけどすりおろす祖母とならんでサンふじをむく
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夕暮れに紙ヒコーキを操縦し君の肩先トンと触れたい
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ピンク色の肺の機能を知る女医は黙って祖母の瞳見つめて
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