Utakata
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灯屋
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学びの旅から帰ったら皆さんまた灯屋を迎えてくれる?
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深爪とまつ毛にのった雪にだけ僕が泣いてる訳話そうか
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帰省して「おう」しか言わぬお互いに言葉不要になるのか父と
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夕焼けを背負った雪が着地するばあちゃんからの手紙なのかも
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昨年の恥ずかしいこと思い出し謙虚でいようと餅を喰みつつ
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十八になれば悩みはないものと引き出しのサングラスは眠る
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厚底のブーツ履きつつJAZZに揺れてる君を見て越す2023
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嘘により救われる事数多あるサプリメントや「ウケました」とか
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ポケットの中の眼鏡は知っている漫画で泣いたぼくの涙を
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僕らには空白は存在しない逢えばいつでもあの日にもどる
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「ポジティブが口癖」というあの人を嫌いと思う自分を誉める
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寂しさは病。ニットのセーターに頬をおしつけ自分を騙す
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ゴンドラは運河の風をゆるりとす涙を捨てに行っていい場所
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冬花火 月にすわって見下ろして僕とあなたで雪を降らそう
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理不尽なことを言ってる先輩に頷く自分をどう否定する
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「あぁそれね」みたいな顔した人がいる漏れてるんだな僕のイヤホン
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「わたくし」と「アッシ」における女子力の中央値としてaikoはいいね
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スピードを落とした木馬の立て髪をつかみ損ねて一人飯食う
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君のこえ白い音符漂って 霜柱は鳴り冬はつとめて
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忘られたアサガオの鉢軒下に今年の夏が転がっている
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襟立てて息を詰まらせ海風で今日の後悔吹き飛ばしたい
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ギャツビーも台無しにする天使らのいたずら吐息くせ毛発動
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煩悩を抱えて生きてなんぼかとインフル接種の腕さすりつつ
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坂道を君と笑って登るとき低い三日月虹色にみえ
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柚子の飴たちまち液になるまでに寂しさ香に追い抜かされて
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手ぶくろとポッケに君の手をとられ空気はしろく薄こおり鳴る
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もし今夜半分の月のぼったら泣いてるわけを聞いていいかな
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錆びたネジ隅に転がる観覧車恐くはないと言えばうそだが
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目を閉じて雪の灯りを浴びてみるジャズが流れる君のイヤホン
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カフェの窓雪連れてきた夕暮れに刻も色づく宙 冬銀河
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忘られた窓の風鈴ほろほろと鳴きもしないで月をみていた
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