Utakata
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灯屋
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きっと皆んな繋がってるよね。
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曇ることやめた眼鏡をかけたまま模試の結果は全て冗談
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瞬きはしない覚悟でみるがいい僕らが支払う誰かのなにか
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山頂のお前に注ぐ紫外線そのまま夏に連れていかれろ
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デビューした蝿と一対一になりジリジリ握る新聞紙なり
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太陽にまみれて輝く君の髪これから夏の季語と制定
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ティシャツ をじとりと濡らすこの頃はひと夜ひと夜にひとみごろ。初夏
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コンビニは欲望をほぼそろえられ 四季を愛でたくおもう以外は
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近頃はここでまた逢え嬉しいよ月に腰かけ君の和歌よむ
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幼き日「あの子がほしい」の忘れもの 言えないんだな十七になりゃ
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きみの爪指す月見上げ肩寄せる忘れられない忘れたくない
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初夏の夕ぬるくて湿った風に触れ好きでも嫌いでもない君と
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漱石に挟まる栞「真くん」と 見つけてしまった母の青春
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深爪でじんじん痺れる右小指その先にもう夏がきている
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たんぽぽの道に置き去りした夏の忘れられないあの日の「ごめん」
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俺は今日俺であること失敗しちょっと考え「笑う」を選択
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既読にもならぬふきだし眺めつつ終わりはいつも夢に似ている
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さみしさは机の上で首かしげ僕が気づくの じっと待ってる
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聞いただけ君の名前を聞いただけ痺れはじめるぼくの魂
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枯れ桜突き刺されたる寂しさを人型に畳み抱きしめてくれ
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中指で剣状突起触れながら果たされなかった約束などを
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「おはよう」の「お」を飲み込んで今日もまた愛想なし男
(
お
)
で生きていました
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DAISOで僕の苗字のシャチハタが売り切れている 誰が買ったの
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起き抜けに窓から入る風は青夏になってる想像以上
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鳴かぬなら鳴かない種類のほととぎす みんなちがってみんないんじゃね?
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自販機でミルク多めのこの春も平年並みのさみしさでしょう
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ぼくたちの涙は空に消えてゆきおそらく虹の養分になる
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冬物の制服をクリーニング出す次着る僕はどんな僕だろう
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錆ネジにそっとオイルをさすようなことしかできぬ君への想い
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捨てようとすれば突然インク出るこのボールペン君のようだよ
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花びらの艶失われ気づく夜君つく嘘で桜死にゆく
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