Utakata
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灯屋
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学びの旅から帰ったら皆さんまた灯屋を迎えてくれる?
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脳内に剥がしたくても剥がれない君の笑顔のカレンダーあり
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インフルの恐怖を超えたこの卵ごめんね割るよ木霊のように
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夕焼けの立て髪つかみ登ってく今日という日にさよなら告げて
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食パンがトーストになる瞬間に初夏の粒子で伸びてく寝癖
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透明な気圏の中ですれ違う気がしたわたしと初夏の蝶
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ハズレだと思わせぬよう生きてゆく泣かせてなるまい親子ガチャなり
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今は亡き祖母が植えたるチューリップ赤と黄色を空に植えたい
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この風は淡くてうすい紫陽花の水色こえて髪をそよがす
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水色のガリガリくんの袋むき夏を迎える準備始める
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朝焼けに見惚れた後は雨がふる春の終わりは夏の始まり
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嫌われた事実を受け入れないために嫉妬されたと脳内修正
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三文の徳って一体なんなのさ朝まで泣いた枕は砂漠
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大の字で寝ている僕の左肩丸く寝るハナ猫なのに「犬」
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おそらくはイケてただろう室町に生まれていたなら僕という顔
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あの人の瞳は海のよう深くぼくは潜っていけるだろうか
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誠実にさくらは月に触れたがる黄砂と絡み花びらは散る
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泣きそうなコーヒーカップにうつる顔一口すすり涙ごとのむ
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サラダ指し「このアスパラはどこ産?」と聞けば嫌われてしまう気がして
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スタンプがスマホから落ち手をふってベッドの下に逃げる 寂しさ
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肉眼で僕の顔面みることは不可能なんだと気づく衝撃
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ポケットに手をつっこんだら丸まったあの日の気持ち指にからまる
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いつからか砂糖をいれず珈琲を飲む聞き上手なふりをしながら
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愛おしい日々は瞬きするあいだ煙草が入った彼のエメマン
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仕舞い湯で風呂場を拭くのは父だった今は毎晩僕だ たそがれ
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ビルを斬るように登った三日月は満たされてない僕をも照らす
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だいじょうぶ光が目に入っただけだ時は泡だねきみに会いたい
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窓開けてカモメの声をきいてみる潮の風吹くされどささくれ
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神様に手がとどくほどたかく飛べ海と坂ある街のかたすみ
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母の眉あるかなしかの二択だと気付いた朝に開花宣言
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初めてのとびらを開けるのは苦手 生まれたついでに開けてみようか
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