Utakata
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灯屋
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学びの旅から帰ったら皆さんまた灯屋を迎えてくれる?
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空重く良かれとおもいしたこともグレーにくすむ秋雨よふれ
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テレビでは初冠雪と山映し一斉に盛る日向のとんぼ
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親しくはしてない君が辞めた朝いつもと違う色の教室
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南国の果実のような嘘つかれできただろうか素っ気ないふり
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我が家では爺ちゃん最強説があり最弱は常に僕でありたい
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母さんの心に息を吹き込んでとうきび炒飯食べよう好きでしょ
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教室は絶え間なく森しとしとととけない問いが制服に染む
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笑み浮かべ聞き役徹する僕のことマスクの下を想像できる?
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僕と母勉強するとかしないとか揉めると父は活気湧くらし
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必要な嘘は透明であるべきビニール傘は空が見えてて
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一緒だとそんな顔して笑うから
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度横からは秋
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ブラックを一口含み語尾に「じゃん」なんか違ったいつもの俺と
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産声はまっすぐな糸だいつのまにもつれさせたり紅く染めたり
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前髪が目に入ってるよ外に出な月光浴後に切ってあげるね
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水たまり逆さの君が揺れている真実はいつも言えないままで
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はみ出した言葉喜び絶望を抑え込む俺という入れ物
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秋の陽で黄金となるゆめぴりか白く磨かれ全国へ発て
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胸元に挿してるペンを手渡され体温感じときめき隠す
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馬鹿みたく甘いチョコなど食べたなら溶かされてゆく胸の弾丸
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温かい皿にバターをのせたよなゆっくり溶けてく夜更けがすきだ
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夏は過ぐ交わした約束果たせずにタイトル「
Re.Re.Re.
」のままでさよなら
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あいつらの背に張り付いた
T
シャツを青春と呼ぶ踏み込めペダル
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一滴の雨粒の輪を幾重にも描くこの池小宇宙なり
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ポケットに小銭と鍵が入りおり今日の夕焼け持って帰れず
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まだ眠い朝焼けの部屋君からのメール開けるとあ、月の匂い
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マクドにて君から電話「なにしてる?」「すぐかけ直す」それだけのこと
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欲望はボカロ曲にて受け流し僕は来年成人になる
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蝉の音にけしかけられて駆け寄った水色のシャツ着てる 君まで
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木洩れ陽が光の穴をあけているわざとに零す紅いシロップ
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どどいつが趣味という女子なぜかしら好きになっちゃう気がしてならぬ
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