Utakata
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灯屋
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学びの旅から帰ったら皆さんまた灯屋を迎えてくれる?
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震えない電話を持つとさらさらと檸檬のような香する雪降る
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骨伝導イヤホン外すとしんとしてどこか似ている 恋のおわりと
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喘息の僕を何度も運んだねプリウスの背に弔いの雪
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教室の壁にはクラス写真あり須田の目ん玉画鋲が刺さる
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母さんが毎度入れたる卵焼き「甘すぎだよ」は「美味すぎだ」だよ
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蛇口から滴るような切なさで自らを知る「凡」だな「愚」だな
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腕立てで細マッチョ目指し翌日に痛くなったらそこが二の腕
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一人居の祖父のスマホの待ち受けは幼き僕と笑顔の祖母と
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如月の朝が来たんだ飛行機を塗り替えられるほどの白さで
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くちびると苺の区別つかぬよな君とはぐれるなら冬がいい
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木の椅子に夕陽が溢れ制服の下に隠したナイフを照らす
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かっこいいつもりか黒のマスクするヤツと僕にも同じ雪降る
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真実も嘘も一つの海にいて波の間に間に漂い流る
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ビルの窓見知らぬ人のような僕嗚呼ぼくは今街の一部か
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薄暗く目覚めは五時で 朝か夕どちらの世界選べばいいの
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その問いに頷けばきっと楽になる撃たれたように開く唇
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目の前に知らぬ人いてそれぞれに過去も未来もある恐ろしさ
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明智なら敵は
スマホの中にありピシャリと言うか高二のぼくに
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「ごめんね」と言わせた僕が悪いのか優しだけがなぜだめなんだ
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イヤホンは平等に僕そして風 真冬の月に音を巡らす
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タオル替えパジャマも着替えアタックで少しづつ消ゆ去年のにおい
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おそらくは今年も猫と親と我闘いもあり愛されもして
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そんな顔をして笑うやつがいるか幼い頃に戻るじゃないか
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ただいまと言っても母のいない家みたいだ今日のこの教室は
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スマホから明日は大雪かつ君は明日も会えないというお知らせ
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前髪が伸びて瞳が隠れた日 僕にできないことなんかない
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真夜中のドアはさみしい「追いかけてほしかった」という君がいそうで
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真実と誠実はまた一致せず 麻薬のようなうそを下さい
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明け方にぼくは一人で臆病だdボタンでの占いはうそ
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夕陽だろどうせ感動させるんだ青春だなって思わせやがる
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