Utakata
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プー子
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なかよしの雀に餌をやる夫の背のいつしら僅かな丸みをおびる
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道東の地震多発地に住みしこと思い出させる今朝のニュースは
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度度の不意を憑かれる
大地震
(
おおなえ
)
の瞬時のニュースに足元震う
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アンテナに寄り添う二羽のカラスいて何やら会話の弾んでそうな
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再会を疑わずいたみっちゃんの訃報伝える朝刊閉じる
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さくら終え初夏を迎える気構えに眠気覚ましの雪予報きく
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朝刊の星ふたつなる数独にしばし挑みて脳を起こす
(
)
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再三の黄砂に出向く洗車場さくら花びらどこからか舞う
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六度目の接種券など送られて接種日、予約日細々とあり
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子育てのスズメに施すパン屑にヒヨドリ寄り来る首かしげつつ
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谷地坊主に寄り添いて咲くミズバショウ雪解の水の清らに澄みて
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北国のエゾヤマザクラの咲き誇るそを見に出で来る野ウサギもいて
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青空の幾日ぶりに誘われていで行く先の桜ほころぶ
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寒空を見上ぐる窓に降るあられホットミルクが恋しいはずだ
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春告に姉は葉わさび下げて来るガツンと辛い春の一撃
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同胞と揃って続く老い談義午後の陽射しのぬくぬくとして
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子等のため教育のため団塊の世代は惜しまず育て上げたが
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笑顔満つ午後の歌会終えてのちトンネルふたつ越えて帰らん
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積む雪は弥生半ばを知らざるや陽射しに敢なく跡形もなし
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昨日、今日当然のごと雪が降り春はおろおろ足留めを食う
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明けぬれば夜来の雨は雪化粧あのカタクリも埋もれていよう
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肉じゃがの旨み確かむ夕餉時冬眠開けの根菜届き
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北国の春を認めに会いに行くカタクリの花待ちくるる丘
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残像を持たずに訪い来しこの部屋で成し遂げてみん上書き作業
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冬囲い外して五日確かに新芽の萌ゆるアジサイ
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20℃の気温にも残る軒下の雪塊愛し 冬の足あと
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みずからを発熱させて咲くという座禅草から目覚める水辺
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