Utakata
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日常の気になった事やモヤモヤを分かりやすい味わいの有る短歌に詠めたら。
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黴
(
か
)
びて無きゃ平気と思う食パンも「消費期限」と有れば迷いし
16
風呂釜が「追い焚きをします」言うたびに思ってしまう「お願いします」
28
氷雨降る春までつなぐ慈雨の雨台風が無い年の危うさ
11
玉ねぎが何故か高値のさつま芋南瓜に林檎お手軽で無く
10
被災した子等に届けとラジオからうたのおねえさん 少し温まる (
R1
08:30
&
19:45
)
11
季節かなくしゃみ連発不意に来た「花粉症薬飲みはじめました」
8
初場所に祈りを込めて踏む四股に祈りをのせて「よいしょっ」声飛ぶ
12
覚えてるあの日の画面チャイム音ざわつく気持ちも阪神淡路
12
混んでればいろんな人
居
(
お
)
り
嫌
(
や
)
な事もささくれた心いかにしようか
13
大学がどんな所か知らぬ身も年に一度の週末は過ぐ
8
常備薬期限過ぎたの入れ替える薬余るは善き事かもと
18
期限切れ迫る食材あれこれを使いきった時の達成感
11
○○線鹿と接触ラジオから身近な自然に少し驚く
7
入試日に雪に注意も交通の乱れに注意も例年通り
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「炊事」には避けて通れぬそれでいて光のあたらぬ仕事が多し
16
台所ひとり立ってる終わらない何やってんだか思う事有り
13
冷えたまま食べても旨いパック飯有ったら良いなと折々につけ
11
コトコトと小豆を煮ますいろいろな気持ち溶け込むお汁粉となる
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猫だって手加減しますと言うような繰り出すパンチの力加減
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ラジオつけ耳を傾け気に掛ける被災地いかが復興いかが
9
情報に気晴らしなるの届け出すラジオが変わる七日を過ぎて
9
華やかな晴れ着姿や成人のめでたい空気を少しいただく
11
明けましておめでとう言う明るさに収録だなとラジオ聴きつつ
25
交番で日本国旗を掲げてた今日は祝日
旗日
(
はたび
)
とも言う
8
長生きをしたのにまだまだ若いのに犠牲者の年耳にするたび
12
七草の歌頼りなきすととんとん七つも道具使わないけど
7
マンホールトイレの普及まだまだかトイレ流せぬニュース聞きおり
6
雨ならば六割切りそなこっちへと降ればいいのに能登では無くて
10
ババババと自衛隊機空を行く音響かせて昨日も今日も
12
着物
人
(
びと
)
ゲーラカイト自転車や車にお飾りとんと見掛けぬ
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