Utakata
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赤月 宙
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君の声さえ知らなければ 生きること 苦しいだとか知らずに済んだ
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あまい笑み むずかる僕に 含ませて
明日
(
あす
)
もひとりで 歩けというの
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「僕はもう 守るものなどない」 だとか 云うなら僕が 貴方を守る
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「生きていろ」 お前は生きてていいんだ、と 祈り塗り込む ハンドクリーム
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新しく 変わった君のメルアドの イニシャルの意味を 察したくない
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祈るとき 花が咲いてるように見える ピンクベージュの 君の指さき
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いつまでも 君の目と手が 熱いから ぼくはおにぎりを うまく握れない
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出棺前ですか、も少し、待てませんか 今ならいい詩が、あぁ、駄目ですか
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出勤前 頭の中で刻んでた ライムがチャイムと 一緒に消えた
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君にだけ 教えてあげる、ほらわたし ここのとこだけ 窪んでるの
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わたしはね 自分で作るもののうち トマトスープが いっとう好きよ
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破いたら どうしようかと思うのは あなたの歌と 本の帯だけ
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上前を はねられてると 気づかない 白いピアノで ありたかった
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心無き アンドロイドになれたなら (
A
I
だって、歌は歌うし)
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善良で 無垢な人らの やさしさで かろうじて走る 世界システム
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君こそが 王子様だと 思うけど 「ノートルダムの鐘」 で泣くひと
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すみません。……うまく仕留められなかった 2Bの鉛筆を持った彼は
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行ってくれ 僕にはいけないところまで。 出したバトンは、宙を舞った。
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死に場所を 選ばせてくれ、(空が見たい) 彼の願いは しりぞけられた
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この世界 叶わぬ夢と 叶う夢 どちらかだけならよかったのにね
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テーブルで じっとふたりを待っている マカロニサラダ 無限ピーマン
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張りつめた 弦につがれた 赤い矢の 放たれるときを ずっと待ってる
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選ばれた 選ばれてしまったばかりに 選ばれ続けなければならない
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さくら色の インクの壜から生まれたため 指先がすこし、さくら色のひと
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好きだった みかんの「み」 の字を囓っても もはや甘くも しょっぱくもない
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「先、行って」 今から走ったってもう 世界の果てには間に合わないし
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知らなけば なんにも迷わないですむ 打ちのめされるために買う靴
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そうですね。特になんにもないんですが ちょっと、伸ばしてみようかなって。
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人として 正しくあろうとするだけで 歪に磨り減る 輝かぬ石
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僕はもう ホトトギスではないもので なきもしないし 死にたくもない
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