Utakata
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赤月 宙
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選ばれた 選ばれてしまったばかりに 選ばれ続けなければならない
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さくら色の インクの壜から生まれたため 指先がすこし、さくら色のひと
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好きだった みかんの「み」 の字を囓っても もはや甘くも しょっぱくもない
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「先、行って」 今から走ったってもう 世界の果てには間に合わないし
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知らなけば なんにも迷わないですむ 打ちのめされるために買う靴
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そうですね。特になんにもないんですが ちょっと、伸ばしてみようかなって。
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人として 正しくあろうとするだけで 歪に磨り減る 輝かぬ石
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僕はもう ホトトギスではないもので なきもしないし 死にたくもない
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花の色は 青く染まって思い出す 君の癒えない 悲しみのこと
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君のその まるい瞳の面積を 求める式を 教えてください
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両足と 歌をつむげる両の手を 持っているのに、どこにもいけない
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階段を 登ったけれど シンデレラにはなれなくて 首を吊られる
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傷付けば 傷付いただけ 五線譜が 君だけの詩が 生まれる二月
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かなしみを 一切溶かして しまいたい 君のつむじを見て 思う夜
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可能なら 定時でおうちに 帰りたい それがそんなに ぜいたくですか
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泣けるなら 泣いてください そうしたら 君のお声を 飲ませてください
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世知辛い この世を生きるすべとして 君の御声を 買わせてください
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「生きる糧」と みなが貴方をむさぼって 磨り減る様は 幸福の君
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麦チョコや 玉子ボーロやハムスター ちっちゃいものを 愛しがる君
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わらわない 君が好きだよ 報われぬ ひとのおもいを知っているから
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神さまが 君のつむじをこしらえた時から 星は右にまわるよ
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「祈る」 という 行為はあまりに やわらかく 衣をまとって たたずんでいる
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海色の はがき、コーヒー、やわらかい音楽、きみを思い出すこと。
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美しく ありたいという その意思を いともたやすく 折ってくる、ひと
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人魚姫にはなれないので 僕たちは 君にいつでも 愛を歌いたい
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世界中 振り落とそうとする意思で 豪速でまわる独楽、いや地球
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世界など 滅んでしまえと思ってた。 君がいるなら、もう少し待つ
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恋の歌 溶かしたチョコに練り込んだ きみのお腹で 密かに爆ぜろ
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木や花や 空とか風や 石でさえ 歌いたがっているものだから
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物言わぬモノが選んだ依り代は 用意されてる椅子より多い
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