平太
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鰯雲今日の晩飯秋刀魚かな妻はハンバーグ意見ぶつかりお茶漬けに
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栓を抜きパンをちぎりてグラス越し夕陽を飲むかほろ酔いの頬
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八匹の保護犬に囲まれ暮らしてるどれも可愛い我が家の宝物
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駄菓子屋ののれんをくぐる子らの声夕暮れ迫る下町の空
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風呂あがりコーヒー牛乳楽しみに我慢して浸かる百を数えるまで
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路地裏にラジオの歌が流れゆく畳の香りちゃぶ台囲む
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チャンバラと三角ベースで日が暮れて月光仮面みる日曜日の昭和の一コマ
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石鹸がカタカタ鳴った神田川銭湯で女房を待たせた創業時の思い出
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気球ゆく重さを捨てて空となる我の煩悩を風が解かして
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遥か空風のゆくまま彼方へと見下ろす街に君の窓光る
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秋の空どこまでも高くどこまでも限りなく広くどこまでも澄みわたる
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散歩するウェブの鏡星の海冷たい宇宙で3i アトラスを探す
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冷蔵庫開けて考え何しに来た?俺の記憶も賞味期限切れ
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冷蔵庫足音忍ばせドアを開けビールの栓あけプシュばれてもた
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冷蔵庫製氷の音ビクッドキ夜中に響き泥棒?鍵を確認す
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真っ赤っか夕焼けカラスあっちっち火傷をせぬうち山に帰れよ
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荒波に揺れる孤舟折れぬ心揺るぎぬ信念海よりも深く
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石ひとつ流れに抗いとどまりて揺るぎないもの水に磨かれ
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満月や表は飽きた裏見せて裏では兎と亀が競争してるかな
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煌々と銀色の光円(まどか)なり雲間流れる静かなる舟
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日が暮れてトンボと帰る腹ペコでどうしてあんなに腹が鳴る秋
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夕焼けの川面に映る赤とんぼ あした晴れると誰かが唄う
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赤とんぼくるりと舞って二度見するふるさとの風運んできたのか
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人影の絶えた商店靴音がよみがえる夜夢をもう一度
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時計針少しずれて再びは同じ時には戻れぬ二人
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知らぬ街靴底響く暮れの果て放浪の背に月が寄り添う
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おかしな世日本は一度洗濯をアタックで洗えば綺麗になるぜよ
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アナログの音のぬくもり包まれて過ぎし日想う珈琲の香
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ビートルズ擦り切れるまで聞きながら若き夢を溝にしずめ
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執着を捨ててひらける涅槃の身身心脱落我が身よさらば
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