Utakata
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刺草キロ
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シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。
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布教には
敵役
(
かたきやく
)
が必要と 降格されしルシファー哀れ(悪魔②)
13
堕天使
(
ルシファー
)
の元の名前は金星で 天上界の専務級とぞ(悪魔①)
14
暗闇に吾を連れ去れ地下鉄よ もう帰れないほどの遠くへ
22
遠い町見知らぬ街に吾を置き 地下鉄はただ走り去りゆく
15
ドアを開け夜気を吸ひ込み地下鉄は 百足のやうに節をくねらす
21
憧れの林住期には入れずに 入口探して悶々とする
19
雨催ひ靄もかかった冬の朝 奇妙に温ひ師走の日曜
22
楓より十は倍する手のひらの プラタナスの葉枯れて別れを
19
瞋
(
いかり
)
とは攻撃されて起きるもの 全てのいくさはこれに始まる
19
目の前で机を叩かる不快さは された者には消えることなし
22
「過ぎたるは及ばざるがごとし」と神君の おっしゃるとおりそのとおりです
16
暴飲の出張帰りの土曜日は ホカペのうえで丸まってゐる
18
あきらかに血縁者とは見えるけど 意外と他人な阿佐ヶ谷姉妹
17
みどりごのはだかの足がぶらさがり 若い夫婦のリュックの脇に
16
北陸も今のところは雪はなく ほんとの冬はこれからこれから
18
山抜けて富山平野はひろびろと 雪の立山
屛風
(
びょうぶ
)
に立てて
24
寒かろふ冷たかろふて冬の町 家の中には温き火のあれ
15
隧道を一つくぐれば様かはり 枯れ山はもふ雪の葉を付け
17
葉の落ちた冬枯れ山に囲まれし 長野盆地はまだ雪もなく
19
冬出張荷物が増えて一苦労 コートも着膨れだるまの如し
20
納言女史「冬はつとめて」って正気かよ 暗くて眠くて冷たいだけじゃん
15
乗車して下車するまでの三十分 夕陽は沈む釣瓶落しに
19
「もろびと」を聴くとなぜだか思い出す シュワルツネッガー元気だろうか(しゅわあしゅわあ)
14
払暁の東の
昊
(
そら
)
に針の月 ほどなく消ゆる年の暮れかな
24
暗闇に椿の紅が投げかける なにやら不埒な誘ひの笑みを
17
忘年会ただ酒呑んで酔いどれて 湯舟で爆睡溺死寸前
14
欲しかった蟹すきセットの景品は 茶髪のあの娘にあっさりさらわれ
17
忘年会ビンゴで当たった景品は 毎年決まって微妙なシロモノ
19
ちま猫も添ひ寝の母の甲斐ありて 野生の力四肢に漲る
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雨吸ひて冷へて黒ずむアスファルト 素足で歩く犬の吐く息
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