Utakata
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刺草キロ
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シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。
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深々と森の湿度を吸い込んで 空きっ腹で呑む白州の酒(工場見学)
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八幡の禁足の藪うごめけり 湿度の高い陽の差さぬ朝
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またこれね昭和のころからお馴染みの ウケの王道ツンデレ文脈
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酔狂は我一人かと思いきや 土砂降りのなか五人が泳ぎ
20
蒸す夏もインドの
女
(
ひと
(
)
)
らは楽しげに 母国の気候を思ひ出すらむ
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行く末を如何とするやともがらよ 鳩首鳩首でただ盃かさね
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暑気払い母校近くの居酒屋で ともがら集ふこの夏もまた
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アメショやら うちにも棲めば楽しからむ 抜け毛とトイレの始末さえなくば
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豚肉を山椒と糠に漬け込んで
雅
(
みやび
)
にかほるソテーにせむと
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朝餉の卓 初の有りの実あらはれて 喉の火照りを冷ます残暑日
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満月の赤く照らした夏の夜に 通り魔のごと大粒の雨
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松茸の味お吸い物とエリンギでごはん炊く 偽造の秋
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母
(
八十八歳
)
は言ふ空襲警報嬉しやと 防空壕でお菓子もらえて
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立秋って暦の誤植じゃあるまいか 言葉の響きされど涼しき
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エアコンに冷えた体で外に出て 「あったかい」などうかつにこぼし
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冷房やシンシンとして肘痛し つけずに亡くなる人もゐるらし
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酷暑ゆえか冷房きき過ぎ我が社内 カーディガン着るなんといふロス
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盆をどり あの輪に入るを躊躇ひて 手をポケットに眺む若き日
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五年かけ使い尽くしたインク壺
日記
(
にき
)
に録した数多のおかず
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今まさに解き放ちたい衝動と 今の暮らしを守る心と
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手垢つく「幻想的」っていふ形容 うたびとならばまずは使わじ
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花火にはミュージックなど なかぶせそ どんといふ音そのあとの間
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どんと鳴る次の間こそやいとをかし 待つ間にかさぬ
盃
(
さかづき
)
と豆
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生き慣れたサラリーマンもあと一年 覚悟ができぬ無為といふこと
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リタイア後は農作業せよと妻が言ふ 虫とかでるから嫌だと答ふ
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やってもた罪悪感や半端なし
家
(
いえ
)
系ラーメン汁まで完食
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仰臥して全身に受く雨粒で 同化してゆく植物界に(屋外プールに行くっ)
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真夏日に不快な匂いの筆頭は 男の汗の刺激臭なり
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静かなる執事のやうな盲導犬 電車の中で身じろぎもせず
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薄曇りすず風冷ます火照り肌 日傘いらずの久々の朝
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