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牡牛座の双子

後ろには黄金のすすきがある気配長く伸びてる影を踏みつつ
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梨の実も葡萄の葉っぱもさらさらと私がいなくなってもきっと
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口角で笑っていたねコロナ後もマスクは大事心がみえて
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運河沿い古い寿司屋が灯りだす秋の茜と同化している
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ボリュームを下げてください見上げれば溢れそうですスーパームーン
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午前四時星の瞬き虫の音も全てが消えて 君に会いたい
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一枚のハンカチだけじゃ寂しさを吸収しきることは無理です
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今しがた熊だった雲鳩となり龍神になって秋空駆ける
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スマホ持ちパソコン打って利便さを追えば不便の荒波かぶり
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窓開ける涼風いっぱい吸い込んで言葉を持たぬ秋の様々
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彩りが増える秋のひ透明度増します空に戦後よ続け
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強情の業を降ろして軽やかに飛び交う蜻蛉の美しさかな
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ゼリエースのゼリーにだけある圧倒な食品サンプル感
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窓開けて朝の秋風こぼれ入る引きこもることない一日を
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ひと粒の雨が引き寄せ秋になるひとつため息冬を手繰って
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来年のカレンダー買い怖くなる一年後僕はこれを見てるか
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今年度初きのこ鍋煮込む夜父母僕の眼鏡がくもる
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ここで皆きらりきらりと歌を詠みそれぞれの人それぞれのうた
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不自由な日々も僕なり砥ぎ澄んだ 孤独のかたち孤独の温度
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蜘蛛は知る巣食おうとして空見上げ秋の天空遥か深さを
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秋雨で滑って転ぶマンホール鉄にものいふ秋の夕暮れ
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アコーディオン蛇腹の吐息でうらかなしユーチューブより切なさが飛ぶ
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目覚めると空から銀の糸流れ秋雨といふ罪に打たれて
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サルビアはまた恋をして散ったとて風に舞っても紅を忘れず
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麦茶煮て残り少ないティーパック一袋買う?答えてよ、夏
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限りない星また星の中一つ僕に向かって光る星あり
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悩みごと悲しいこともないはずが秋めく景色胸が切なく
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漆黒を走る流星お前もか俺も同じだひたすら孤独
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白桃とプルーンを前に悩んでる君の瞳にうつる惑星
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じいちゃんのつくった葡萄つややかだ良かった年も哀しい年も
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