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牡牛座の双子

嗚呼こんな輝くんだな微笑んだ君の頬には光あつまる
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荷車に新玉乗せて跳びはねてどこの誰をば泣かせるだろう
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詠めばよいと教えてくれた薔薇さいおん論は今でも心の励み
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さよならは、また明日ねと永遠の二種類ありてどちらも始まり
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講義中素晴らしい短歌思いつく休み時間には忘れてて 乙
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星の数競うことしか能のない街で学生やって満ちたる
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手相見るを口実にして触れた手の運命線はわからなくても
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歩きつつソフトクリーム越しの君この景色ごと僕の季語なり
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貝殻を耳に当てたら心臓の音が聴こえて胎児にもどる
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六月は新緑の海きみの髪に触れて知った初夏の冷たさ
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アイライン引く時にする真剣で無防備な目を僕だけ向けて
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芍薬が静かに落ちた六月に君がたしかにいた夏探す
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渡された万年筆のあたたかさ君の体温に心ときめく
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苺って最後にとっとく僕だから今まだ好きって君に言えない
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丸めたるゼミのプリント覗いたら君が振り向き時間が止まる
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既読にはなったとしてもならずともゆらゆら揺れる赤チューリップ
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くるぶしの火傷の痛みを告げぬまま走るよ君も夏も駆け足
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たとえ君が赤白ボーダー着ていても探し出せるよどこにいたって
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ガーベラを一輪挿したようだった「おはよう」と上げた君の右手は
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枝垂れてる柳の下を通るときIt's too late now頭を下げ過ぎる
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ゆく先は決めていなくて夏帽子千木先とまる鳥の如くに
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生き急ぐこともなかろうビル陰でやっと咲き出す五月の桜
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右左両の手のひら差しだして乗せて眺める初夏の虹
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人想うための嘘なら透明でビニール傘は空が透けてて
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昨日より太陽の匂い濃くなって駆け足で過ぐ春から夏へ
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君が打つ水鉄砲の水の色その透明を超えるものなど
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笑うなよ頬のえくぼが見えるだろバレるじゃないか君が夏だと
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初夏という春でも夏でもない季節曖昧なれど緑は濃くて
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葉桜の下でパンジー咲いている夏が生まれる準備ととのう
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僕たちが話した言葉を波にして海一面に愛を集める
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