Utakata
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安らぎの雨降る音を求めては僅かにぬるい水に震える
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海に行き知らないカモメ見て笑うそして歩いてそれだけでよい
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苦しみが喉元抜ける期待とは反して辛い過ぎてゆく日々
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陽に白く照る外界が関係を拒むかのよう部屋を無視する
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雨の日は雲翔けていく龍がいてお腹の音を聞かれ恥じらう
2
助けてと言う人たちを引き寄せて手が痛かったと吐かれゆく日々
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進むべき道を暗く照らしてる矛盾だらけの今を歩いて
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日も長く夜べも誰か遊んでる早く私の夜を返して
4
エアコンの温度調整出来ぬままきっと今夏も終わっていくね
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降る雨のせいに出来てた日は過ぎて心刺す陽を言い訳にまた
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路地裏に消える獣を見るように皆が忘れる終わりを望む
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長生きの魚が作る物語知らない歌と花を知りたい
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目に見える速度で揺れる水面から魚の温度思い出してる
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この腕をしっとり濡れた梅雨風が家猫みたくやわらかく噛む
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好きなもの黒焦げにして燃やしたら土に還って足場になった
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詰まりおる頭の中で風船が膨らみ上がりされど空洞
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自らの心配だけをしていれば楽に過ごせるはずの世界で
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起きてても苦しみだけが浮かびおる寝ても悪夢で此の世界 何?
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去っていく時間をいつも追いかけて手を伸ばすほどこの後ろ向き
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これ以上忘れることも無いほどに心ずたずた息もきれぎれ
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わたしには何も知らない人たちの人生こわすことはできない
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すみませんあぁすみませんほんとうにこの人生を否定ください
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「大丈夫」そういわれても私には数分先さえ悲劇にみえる
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真面目だと言われてもなおその言葉ないがしろにもできないままに
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勢いで決めたことから終わりゆくその勢いで死んでいく吾は
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持ち寄った思う幸せそれぞれの思いそぐわぬものは外して
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じめじめと湿気を好む人間もきっとこの世にいることだろう
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灰色の海と空とを背景に笑う二人の居る唯一さ
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コーヒーに黒いイメージあるけれど見れば感じるレトロノセピア
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冷コーにさしたストロー誇らしく夏の朝日へ向かって立ちぬ
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