機会
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投稿数
531
ぴんぴんの冷たい水を飲み込んで自分の臓器の場所かたち知る
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辺境に向かう電車は満員でどこへ隠れた降りた人間
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生活のレールの上を進むなら先に教えて揺れへの注意
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真夏日といわれた朝の陽の色は妙にやさしいイエローフィルム
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心身を休める場所は何処にある生きてる時は入れない箱
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ほんとうに疲れたときほどほんとうにねむることなどできないと知る
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雨雲の「ぐ」に感じてる灰色で苦を愚に変えて陰る皆の目
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本心を見たいと膜を破く人散らばる心誰も拾わず
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街並みを作っているのは街であり人並みを作っているのもまた人でした
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衰弱の叫びと表し点滅すそれを感じてうざがる家主
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たくさんの椅子が並んだ店先にifの貴方がたくさん座る
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細くとも大樹を駆けて天を行く長きに渡る蔦の精神
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雨のそら肩を並べて座るソファじっとり触れる梅雨の体温
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曇天を割って街へと真っ直ぐに差し出されたる光のタオル
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どろ垂れる顔のおじさん御守を取り出したるを視て想う先
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ツイートを消して何でもないようにふるまう君のねむるツイート
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幼少の記憶の鼻腔抜けていく風邪の気配のポカリスウェット
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私より遥かに慣れた達筆で誰かが書いた書状の名前
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お酒飲み廊下を歩き躓いて自分の終わりふいに感じる
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梅味の普段買わないスナックを手に取ることの君の面影
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遠くある雲の形を楽しみり近づくほどに靄となり消え
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Dreamのドリーム感もよいけれど夢のゆめ感やわらかくよい
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秘密なる言葉の意味を飛び越えて妙に見せたい秘密基地なり
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別れ際むかしの人が夢見てり魔法で会話す深夜の僕ら
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真夜中にちょろちょろ聞こえる水の音町の血管聞いてるみたい
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今日の日の30秒に纏わせたコーヒー香るカップ自販機
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眠気立つ午後の白さが眩しくてこのまま眠る理由にしたい
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草むらの小さな虫が鳴くように蛍光灯がジージーと鳴く
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襖閉じ僅かにあいたこの隙間いつも誰かがみているようで
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風景を守るようなやさしさで佇んでいるレースカーテン
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