Utakata
登録
Login
機会
フォロー
0
フォロワー
9
投稿数
531
« 最初
‹ 前
…
7
8
9
10
11
12
13
14
15
…
次 ›
最後 »
一聴に愛があふれるこの気持ち盛りこぼしたる升のよい酒
9
語る口語られる声雰囲気にひゃっくりさえも吾の心刺す
3
蕎麦を持つ気持ちの端にいなり寿司レトロ出で立つ吾を誘う色
4
情けない顔して眺めるモニターを背景にして揺れう葉の音
4
水滴を紙に落としてふやけおるようによじれてたわむ天井
4
やわらかい絨毯のうえ寝転んでこれが我らの原始の野原
3
それぞれの協力あって成り立ちし世界で誰も個を忘れゆき
3
一言も発さぬ言葉口寂し埋める友達カロリーメイト
6
ぼんやりと定まりしれぬ揺れる脳どこかの宙へ飛んでいきそう
4
朝
6
時改札前で笑い合う二人の少女まだ夢のよう
3
澄んだ空花に水やりするように胸に注いだ空気いっぱい
6
かなしみもつらみもすべて駆け抜けてゆらぎにのって踊ろう皆で
6
かなしみの垂れる起源はどこにある高い天井見ながら涙
4
ほしいものすべてもし手に入れたならそれそれとしてそれからにげる
5
振り落とす雫を眺め閉じた傘みたいに人を見てさようなら
5
同じ駅同じ時間に降車する我らを繋ぐ幽かな電車
6
皆黙る朝のホームの空白く兎角寂しいからす一鳴き
11
雨雲は帰れと人にいっている皆で帰ろう神のまにまに
6
窓伝い垂れる水滴目で追って風で飛んでく嗚呼さようなら
5
朦朧と息苦しさに膝崩れ雨で立てない水溜り為り
3
眠りたい全部を捨ててしまいたいそれで変わるかしらないけれど
7
環境にやさしさ注ぐLEDわたしのこころやさしく燃やせ
5
たっぷりの質量もってなめらかに角を取られた揺れ動く波
6
くたびれた袖を捲ってつり革にかけた手を這う人工冷気
7
一定の間を保ち黙立す早朝電車様式美あり
3
ごうごうと叫んでることこれが雨 雨で見えずと君は言うけど
7
応援す飛んでいく鳥のあとから少し遅れて飛んでいく鳥
10
嘘にもう慣れてしまったこのこころリサイクルせず捨ててしまって
6
眠れない夜にはそっと引き寄せるあたたかミルクやさしい布団
9
外にでてはじめてわかる晴天の天気うれしむ歩き出す午後
4
« 最初
‹ 前
…
7
8
9
10
11
12
13
14
15
…
次 ›
最後 »