機会
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砂の中割れたガラスが埋まってる痛みまみれの波の感情
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嫌になり離ればなれにならぬよう繋ぐための手が目が耳がない
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思い出の副流煙が部屋満たし不確かになる私の形
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いつまでも残ったままのクッキーがただだんまりとそこにいるだけ
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思い出の海は曇りで丁度よい 青い海は青すぎてこわい
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名も知らぬふと目についたあぜ道の川を流れる葉っぱにお別れ
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思い出を走って回るその背中 今呼んできて元気な私
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汗かいて冷えたスプーン差すグラス カレーライスと氷鳴る水
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窓際に緑を添えた高いビル 空へと伸びる朝日見たくて
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増えていくテキストデータのキロバイト 成長していくわたしの言葉
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強くても優しくしても日を追って稚拙になっていく卵割り
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低気圧ならもうやめて もう少し腰も上がらず潰される脳
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赤赤とトレーにたまるドリップに溶け出していくお肉のたましい
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ブウゥンと薄暗い部屋に光る夜 電子レンジの気休めオレンジ
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濡れたシミ 壁に向く声めそめそと潜めぬ感情悲しみで染め
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見送ってこの目が赤く泣いていた 巻いて小指に意図しない糸
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三日月が見せる姿に想い馳せ貢献してる地球は見ない
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強い黒を持った夜を退ける光が味方のはずがなくて
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今までのひどい何かを捨てててもそれは消えない転がったごみ
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少しでも一緒にいたい布団たち 行かないように夢を見せてる
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悲しさや寂しさなどを期待して掛けてる声は希薄な気体
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鳴くことと鳴かないこととそのすべて放ってほしいかなホトトギス
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1という数字や言葉飛び越えて誰もが1を無視して話す
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投げ捨てた溺れて沈むあぶく声 冷たく深く眩む壊れる
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高架下ささやかな夜吹き抜けて 茶化して跳ねる君の笑い声
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歩けない それでも歩くその人がひどく明るくまぶしく見えた
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ルラルラと歌って歩くこの夜もいつか私の真夜中の夢
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夜散歩 聞こえる気がする青信号 見えない車 宵の静寂
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落ちていく空投げ出されても笑う 両手つなげて逝くわたしたち
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痛みより傷跡の具合気にしてる あんなに未来捨てていたのに
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