Utakata
登録
Login
機会
フォロー
0
フォロワー
9
投稿数
531
« 最初
‹ 前
…
13
14
15
16
17
18
次 ›
最後 »
長い夜眠れずにまた過ごしてる見過ごせないひび日々入ってる
4
長い夜明けてくれる日待ち焦がれその一方で永遠にする
6
家という全体ばかりを気遣って見過ごしていた雨打たれる屋根
5
暖かい布団の中は僕の海 終わりの日にもこの海にいたい
4
鷺の足 川面の細い足を抜く 真面目に揺れる頭上のハネ毛
5
目を覆い耳ふさぎ込み遮断するそれでも響くくぐもる鼓動
6
人生の今まで出会った喜びがふと溢れたいそうでありたい
8
部屋に射す朝の光は目ではなく強く心に切り口を刺す
5
空の海 魚の腹を見上げてる 命のうねり星の赤さを
5
布団射す時間がわかる陰影が寄り足していく皺が波打つ
6
日当たりのあたたかい場所澄んだ風 ハエトリソウの求める理想
7
想像をしてみてひどく滑稽な横になってる倒れた私
3
夜を指しとてもきれいと口揃え皆が見るのは夜よりも星
7
あたたかいうれしい紅茶で機能する深い呼吸とその後の余韻
5
春を待ちきれずに枯れてなくなって冬に留まる晴れ知らぬ僕
6
わからないことも気にせず行き来する半透明の君のエンペラ
6
何一つ悩み吐かないヒカリイカ きれいな墨は瑠璃色の黒
6
想像もしていないほどゆっくりと泳ぐイカいたらその海はよい
6
この空の澄んだ自由に傾ける耳で海飛ぶ透明のイカ
5
透明なイカはこの先のこの世のきれいなものを目指しておよぐ
8
鮮烈な強さを放つ光より豆電球のみめよいあかり
5
白靄に黄色い朝の太陽は またさようなら寒い冬の夜
6
人生の終わりにシメがあるのならわたしもほしいやさしいおかゆ
6
全力で駆け抜けてきたごほうびにケーキをたべる気力は無いね
4
鮮烈な強さをもった明かりより豆電球のかわよいひかり
6
立ち上がり白いごはんが炊けたなら無垢な幸せ望んでもよい
5
墨を吐く飛び出したイカみてよいとおもうきもちがあってよかった
4
何もかもやめて自由になったけど 何もできない僕だけ残る
10
取るに足る約束された餌よりも憧れ求める楽園ねずみ
6
0
時過ぎタイムラインのスポティファイ 元気がなくてまたスルーする
5
« 最初
‹ 前
…
13
14
15
16
17
18
次 ›
最後 »