羊の皮を被った山羊
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2024/7/28撮影の睡蓮の花をアイコンにしてみました。

春雨が 雪にかわりて 梅にむ 寒戻りても は戻らん
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泣くそらを 夜のとばりが 包み込む みた心を 溶かす春雨
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箪笥たんすより ずる二人の 初賀状 セピアとなりて 君に供える
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頬伝ふ ぬくき涙に 天仰ぐ 追憶のそう 我と重ねて
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花持ちて 月命日の 墓参り 涙・鼻水 くしゃみが木霊こだま
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迷わぬ様 置きしパン屑 鳥が喰む グリム童話と 重なる日々よ
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弥生そら 月と木星 寄り添いて 星の絵の具と 群青パレット
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軽トラと つぎあてズボンで 参上す 背広と目が合う 確定申告
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れば 川の流れが 変わるに 新たな息吹いぶき 窓 開けし宿
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愁傷しゅうしょうの 睦月むつき 如月きさらぎ 流れ去り 春は足踏み 氷雨から雪
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梅咲くも 我の心は 春遠く 風が奏でる 追憶の詩
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家建てて ローン終わるが 家傷み 我も傷みし 妻は永遠へと…
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夜も更けて 静かな闇で 青葉喰む 田舎の夜は 鹿の楽園
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この歳で 記憶の良きは 玉にきず 嫌な記憶も よみがえり…辛い
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作業着の 破れつくろう 針と糸 妻がのこした 白い裁縫箱 /糸通りません😓
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風強く 我 こばに 山が泣く 枝に叩かれ 風にさらされ /きこり
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あたた めて わんに移した おきりこみ 遺影の妻と 一緒に食べる
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もやもやと 心に残る わだかまり 全て割り切る 偶数が好き
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夕闇ゆうやみが おのれ の後を 忍び足「明日あすまた来る」と 黒松に
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氷雨降り 心と体 てついて 少しぬくめの 春雨を待つ
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年老いた 親父おやじの頭 散髪す 何時いつまでも 何時いつまでも してあげたい
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伐採ばっさい後 切り株 あらわる『牡丹杢ぼたんもく』自然の神秘 しばし見惚みとれる /我きこり
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ずる 今日の生業なりわい 振り返り 晩酌ばんしゃくと言う 日記をつける
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ときを もし 巻き戻すなら 何時いつにする? 無念 残りし あの日 あの時
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役所より 届きし名簿 せつなくて みた指先 空欄を撫で
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散りてなお 風と遊びし 山茶花サザンカと ひっそりと咲く 水仙の花
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そら見上げ まぶしき光に 振り返る 明日は満月 月光の影
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我が家では 冬の日曜 鍋となる 妻がのこした 家族のきまり
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寒き日に 気の進まない 誘い有り 「行けたら行く」は 行かないって事…だょ
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群青ぐんじょうの そらしゃを引く 白き雲 君のまといし 羽衣はごろも
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