ジョージ
0
24
投稿数
516

92歳で初めてのスマホ短歌デビューしました。
2025年で94歳になります
短歌作って何十年、万葉集愛好者
不慣れではありますが宜しくお願いします。

ヨコスカに土日は多し美国(アメリカ)人食堂に入りて日本食このむ
3
朝夕にオリイブ塩漬け壜(ビン)の味よくよく見れば西班牙(スペイン )の味
1
持経寺の水子地蔵に真向かいて経を誦(となえ)る媼と娘
6
頭みな坊主になりて畑中に並びし葱(ねぎ)にそよ風わたる 
13
枯れ葦の小松が池に逆立ちし旅に備える真鴨のつがい
8
病院の窓より見える大欅朝陽を受けて万のお喋り
9
みみずくが蚯蚓(みみず)呑み込み みぎのみみ耳鳴りやまず耳成の山
4
鴉にも悩みがあるか翔んできて欅に止まり小首かしげる
8
胸傷み横臥にうつ伏せ仰向けと一睡もならず朝陽射し来る
10
検査終え診察室(へや)に 入れば即オペと救急対応ストレッチャー
4
健気にも働き詰めの心臓は八十年経て悲鳴を上げる
7
血管の手当てが終り深呼吸ひさかた振りの空気のうまさ
4
こんなにも痛みながらも心臓はまだ働くもう休めありがとう
3
母当てし襁褓(むつき)は知らず入院に若い看護師のむつきの世話に
2
病院は上げ膳据え膳厠まで美人の看護師付き添ひくれる
4
リハビリに五百メートルただ歩く心電図付け負荷を見んとて
4
ごろすけホ-厠に立てば五郎助ホ-背戸の藪から梟がホ-ホ−  
3
加齢にて失せたるものを振り向かず残りの機能と華麗に生きむ
9
称名寺橋の上より吾をよぶ碧眼 (ヘキガン )の人 「カワセミ カワセミ」
5
さ丹塗りの太鼓橋わたる称名寺 翡翠(かわせみ)飛込み広がる波紋
3
日除にと棚を作りて植えられし郁子(むべ)の実はいまむらさき鈴生(すずな )り
2
秋くれば故郷想う菊の花 以っての外とう食用の菊
3
柿椀(も)ぐと木に近寄れば鴉襲ふ 俺のもんだ渡さんぞと
5
ウクライナ ミサイル着弾冬の夜壕(ごう)の暗がり幼子(こ)をいだく母
6
山行きのバス待つ間の一時(ひととき)を ごろりと歩道に仮寝と決める
3
持病にて気遣い暮らす老いの身にコロナが誘ふ黄泉路の闇へ
3
ひい孫は文月五日呱呱(ここ)の声 日の出と共にふぐりも揺れる
5
忍び逢うケンジ蛍の恋明かり すげの水面にキラリと映る
3
古里に一人残れる友の(おんな)居て色々届く庄内の味
7
砂糖なく戦中戦後の一時期に  料理の甘味に干し柿使ひ
7