tomatojapan
114
115
投稿数
1785

気まぐれに も一度アイコン 変えました

君までの距離の半分のその半分ぼうと見ている 今日も猛暑日
8
「じーちゃん」と呼ばれてひさしき吾なれど自治会若手のペーペーにして/もうすぐ盆踊り
13
オチのある話をなぞる君がいて関東梅雨明け令和六年れいろくの夏
6
倍速で韓流ドラマ見るような時間軸の縮まりし夏
12
微睡んで孫と戯る夢うつつ 大谷翔平スリーランで覚め
9
初七日の経読む声の凛として白紫の花の海逝く
14
妻亡くし杯献げる旧友へ「かける言葉」が宙に彷徨う
18
「老化かな」「いや老化でしょ」 飲み会は記憶払底宿酔いふつかよい付き
6
摂生と不摂生の境い目をとうに不健康が追い抜いている
11
「古き佳き」と「新しき良き」の振れ幅にノスタルジーのけふも彷徨さまよ
16
避暑というよりも避湿度なのかしらん回遊魚のごとめぐるモールの
11
三人の残余の人生刻みおり。古時計ほど堅牢にして
6
隔週のゴルフの予定すべからく暑さのためにキャンセルとする
8
猛暑日を華麗かれいに過ごす「過冷かれい却ショッピングモール」は今盛りなり
8
薔薇一輪背の高さに開きおり夏本番の行方覗かむ
9
突然の主人あるじの病い八ヶ月、再起の願い「本日休業」
12
猛暑日の七夕祭りの短冊に書けぬ「も少し入院させて」
11
採血の針先三度逡巡す歳得て細る我が身と血管
14
病室のベッドに横臥したりして短歌うた詠む今日は七月六日サラダ記念日
13
うたかたはうたのみつなぐ(具)にあらずやさしさをあむあみ(ネット)のうみなる
9
五回目のステント手術無事終わり命の残高いくばくか増え
28
入院の前夜に覚ゆ 若き日の 君の移り香 今さらにして
11
大胆に言わせてもらえば昭和とは「せんだみつおがウケてた時代」
7
日盛りに選挙演説聴衆きくひとおおよそにしてすぐれて優しき
7
古の歌人の反故紙覗きたし 没歌ならむ呻吟のあと
10
若者の声のデシベル高くって なんだかこちらが赤面してる
10
今日からは一日五千歩課すはずが首腰背中が朝から痛い
10
停めたはずのエアコンなおも呻いてる深夜のまちの承認欲求
7
プロフィール立志伝中の人よりも蹴散らかされた人の愛しき
6
古希すぎてかど取れ丸くなり損ねトゲトゲつののウイルスに似て
15