Utakata
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ひな ろくろう
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文語旧カナでしたが 口語自由律風なものも詠みたいと思っています
叙景 叙情 叙事とありますが 政治事はあまり受けませんね 茂吉 佐太郎が好きです
あとは方代 比呂志 誠夫 などです
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我と犬床に転がり昼寝せる互ひに酒や骨など夢見
21
二三日トイレにゐたる蜘蛛の子が廊下の隅で死んでをりたり
4
1階の犬はエアコン2階のわたしは扇風機アンペア不足で我慢する
3
ベンチで酒を飲んでいたらパトカーが来たが別に悪事はしていない
3
イスラムの教えを守らず炎天下に酒を飲み心臓が痛くなる
2
何気なく自販機前に立ちたれば「いらつしやいませ」と箱からの声
7
人さがす看板そばに犬さがすポスターありぬ信号機まへ
2
扇風機ゆるく回るはコンピュータ制御では無し壊れつつある
5
渚の砂に桜貝を見つけた 気付いたのは波とわたし
2
安倍元総理の一周忌 テレビ報道がほとんど無いどんな理由だろう
2
安倍元総理は日本の奇跡 多分こう云う傑物はもう出せまいわが国は
3
浜に出て波の音を聞く 風に吹かれながら一人で笑う
6
十年も生きればこれも老犬か気付かぬうちに睫毛の白し
14
体内の水分がみな蒸発し頭蓋の裏に溜まり来るらし
3
メール便と共に配達されたるか古書を開けば赤き虫をり
7
テロで殺された安倍元総理を思う 1年たつが喪失感は消えない
3
石段のあちこちに穴が見えせわしく動きまわる蟻・蟻・蟻
4
岩一つ汀近くに露はにて波来るたびに飛沫を飛ばす
2
雨の日のお寺は静かで落ち着く紫陽花の花びらが雨に濡れて映える
5
安物を買ひたる報い扇風機「弱」で回せど闇に煩し
3
江ノ電の車窓 夕焼けが海を染め漁船が港に帰ってくるのが見える
8
買ひ物に乗るばかりにてバッテリー常に不足のランプの点きぬ
1
寝転んで本を読む午後のひととき扇風機の風が時々頬をかすめる
5
受付に坊さんの妻現はれて作務衣の指にマニキュア赤し
20
護衛艦が見える レーダーには映らぬ型だが静かに波を切っている
2
下向きて食器ザラ見る飼ひ犬の口の先から涎の落ちぬ
5
宿から見える里山は朝の霧雨に包まれて緑の木々が鮮やかに映える
7
源泉のそばに立ちたる道灌の像は噴き出る湯気に錆をり
2
伊豆の宿に泊ったが料理は一品ずつが少なく眼の前の刺身も小さい
2
息子の彼女は韓ドラ好きで私と一緒と女房は嬉しそう
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