Utakata
登録
Login
のぎしり
フォロー
30
フォロワー
53
投稿数
1039
定形の日記なのだと思っています
« 最初
‹ 前
…
29
30
31
32
33
34
35
次 ›
最後 »
道端のタヌキ戦士の亡骸は車に挑む戦いの果
8
空腹を楽しもうかなど愚かしいつい魔が差して医院で思う
2
あれかしと残る一個の
錠剤で
(
いのちづな
)
今日はほぼほぼ吉だとおもう
3
君知るやブルートゥースに紛れ込む遅延の奥の微細な悪魔
3
十二時を過ぎると見える透過してそいつを拾い持ってくるのだ
2
少しずつ影に実体近づけてカチャッと嵌めて制御しようか
3
大声で愚か者めと罵って嬲ってくれよその幸せよ
1
年末に会ったきり今日あけましておめでとういう二月一日
2
起きてても体動かぬその時は寝てるのだなと気づいた今夜
3
急降下すぃんぐばいの上昇で宙へと駆ける雪の鳥たち
3
こんなときほうれん草の缶詰が手元にあれば勝てると思う
10
ぴちゃぴちゃと水漏る音の何処かと見上げる先の毛づくろう猫
3
空色に広げた羽のだんだらで光弾いてロールする鳶
1
急降下U字描いて青空へトップガンする雪の鳥たち
3
この位置で終わっちゃうのが物足らず都度足出して宙でぶらぶら
1
胡麻和えのほうれん草をお手軽にレンジオートで茹で食わす鉢
1
鼻の尖ったところの造形が芸術的な吊るしたマスク
3
明日はだし巻き卵目玉焼きスクランブルエッグのどれかを食う
0
突き刺さる折れたつららのまっすぐに雪の呻きの腹押さえつつ
1
ほんとうに地獄はあると真実をこの際みなに知らせるべきだ
2
虎馬になるのじゃないか生禿は実はそいつが効いているのだ
1
ごおごおと強燃焼のファンヒーター吠えても無駄だ心胆が寒
1
背丈まで雪に埋もれて鈴付けた黒猫道を譲る気はない
4
小一時間にてこの雪を始末して見た目来る人やりました感
1
積む箱が香箱箱座り使えよとこっちを見てる蛍光灯下
0
吊ってある私の殻はぼろぼろで当面替える予定ならない
1
即物はいろんなことを思い出す掘って磨いて見ようと思う
0
こんがらがった配線をたどってみれば知らずにいても済んだこと
1
からいのは生姜なんだししょうがない喉の痛みは病気ではない
0
お嬢ちゃんその大丈夫どっちなの、くてもいい、だめ、絶対来るな
0
« 最初
‹ 前
…
29
30
31
32
33
34
35
次 ›
最後 »