のぎしり
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定形の日記なのだと思っています

「あ」と言っているのだろうと後続のヤリスの口はチラ見て思う
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夏読むと揃えた本を今頃に片っ端から本を読む秋
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見るたびに色褪せ朽るその赤が墓石に似合うヒガンバナかな
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そいつこそあんたが基本持っている業であろうと身に覚えない
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台所まないたの上座っては猫さん見てる水の行方を
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やりきれずやってみたれば効いたのか思ったりするテロリズムかな
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葉叢から四方八方手を出しておいでおいでと薄穂笑う
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白い鷺夕陽横切り影一つ顔にぶち当て去る秋日暮れ
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静けさにシーシー言ってスリープのノートパソコン息をしている
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柿の実はまだ小ぶりだと十月は干せるのだろか眺める黄色
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今まさにカラータイマー点滅しいいかあさんが帰るみたいだ
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あれこれが病院行けと促すが億劫なのだもやもやしてる
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今年こそ我が家の柿もなっているなってはいるがなりは小さい
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ブヨンブヨお腹あたりの悪業はなかなか果てぬ因果応報
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寝てるとき猫に踏まれる案外と重いと思う持つと軽いが
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ジャンプして全体重を肉球に集めて降りる我が腹の上
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ケータイの己が番号いまさらに覚えていない嘘教えてる
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何故そこに寝てるのかなあ柿の木の折れ枝塞ぐ駐車スペース
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唐揚げ用鶏肉入れて煮るカレー試してみなよとても旨いぜ
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窓開けて瞬間匂う雪っぽい湿りと気配山は時雨れて
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肉醤油真っ白砂糖どっさりと入れて煮てたないもこ汁だべ
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雨鬱が無くなったかな年取っていいことだってたまさかじじい
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朝暗し騒ぐ鳥等になにごとと見上ぐ柿の木なだれ落つ雨
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キッチンでよく襲われるこの頃は勝手口から暗がりで蚊に
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mメーター足りなかったか電源のケーブルちょっとおびにたすきに
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どこか外猫の声するそう言えばうちのチビスケ気配が無いと
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物忘れ亢進するも功徳かな既に彼方へ今朝の出来事
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うんうんと唸ってひとつひねり出し楽になりたい今朝の出来事
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春来たらやろうとしたが夏終わり秋はどうだろ冬はやれない
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義体にはいいかあさんのゴーストが来てるみたいだいつもは何処に?
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