Utakata
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のぎしり
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定形の日記なのだと思っています
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ひとしきりうがいをしては毒共を今吐き出しておはよう儀式
1
寒い雨鬱陶しくもこの朝は何を読もうと跳ね返される
1
どの
淹れ方
(
ドリップ
)
でも
美味くならないの
(
コオヒイが不味いの
)
は
心
(
気分
)
に生えてる苔のせいだ
1
もう少し頑張れると言う薬を飲み続けるが止まぬへこたれ
1
まあここは許してやると折り合いをひとつつけては勝った気に酔う
6
赫々と あかぎれ痛し パッチ当て 角剥がれては またパッチ当て
2
今日たぶん形骸なので崩さない努力だけしてやり過ごしたい
4
ゼロキロをオーケーと読みいくらでも熱量摂れと誘っている眼
2
鯖干もの
(
みりん干し
)
焼くガス
台の
(
グリル
)
火加減に押すや
ボタンの
訳も判らず
(
選べぬメニュー
)
3
期待して話しかければチグハグな言葉の塵がざわざわ遊び
3
小突かれてやめてくれよと身をよじるそれからずっとよじったままだ
14
ダメージも傷バン当てて二日三日経てば薄皮腹も減るころ
2
いまならば勢いあるしもろともに畳んでしまえよしなしごとも
6
シーバよりモンプチが好きほんとうはそれより好きな空を飛ぶ鳥
2
蹴散らして踏み進むには道具立て何が要るかと空棚を見る
3
どんよりとこんなに不味いコーヒーも気分良ければ美味いどんより
5
左腕刺さったままのシリンダー看護師の持つ瓶の大きさ
2
くどくどと管がくだ巻く箱の中俺はずうっとここに居たいと
1
どっちにも合うってことはどっちにもピッタシじゃないそういうことだ
6
ハイカカオ九十五にはブラックのエスプレッソをびたあ噴飯
2
吝
(
やぶさ
)
かでないわけでなく藪坂を越える
吝
(
やぶさ
)
か難儀なりしか
2
いい感じの流れにはなってきたもののひたすら動きたくない
3
厄落とし称して甘味買って食うそいつが厄だ気づいちまった
5
猫の顔撫でれば当たる親指の上の犬歯の先のざらざら
4
いますかと聞こえますかと窓の外聞こえ聞こえぬ声で呼ぶ風
6
茹で野菜砕けばとてと切り刻む飛び散る組織潮の如し
2
無茶苦茶に旨くはないか玉ねぎか茹野菜煮たあとの茹で汁
2
決めといたはずではあるが置き場所は逃げて隠れる気に入りの匙
6
ラプターの噛みつき破る風船は実は空の上の
宇宙
(
そら
)
から
2
手のひらを返したようにべたべたとくっついて来る
日下雪
(
ひのしたゆき
)
は
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