Utakata
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名無子
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卯月せば 冷たい朝に 遠々し 入学の日の 娘を
懐
(
おも
)
う
7
様々な 事のひとつが 落ち着けば 安堵も束の間 また案じ事
10
春の夜に 風になびかれ 街灯に ほどよく照らされ 桜花爛漫
12
新しい 命継ぐべく 旅に
出
(
い
)
づ 降り立つ土地は 風に任せて
9
各局で 開花前より 競ふよに 報じられたり 思はるる花
7
眠らない 街に煌めく ネオンより ありよりのあり 人生の数
11
返り咲き 大統領に 懸念せる 恐れが 天下に 蔓延せり
8
要人の 警護さながら 家族らし
4
人に護られ 馬思わせ犬
8
我が家から 歩いていける 唯一の ご飯屋さんの 閉店を知る
9
道端に アスファルトの 隙間にも ふまれてたんぽぽ ひらいてたんぽぽ
16
凛として 寒さ忍びて 花咲かせ 春の日告ぐる
深紅
(
ふかくれない
)
の花
9
ご貴殿を パスタ担当 大臣に 任命します 任期無期限
7
成立って いてもなくても かまへんわ おばさま方の くっちゃべ祭り
8
技芸練り 澄み渡りし 鶯の 声はすれども 姿は見えず
9
先住の 2匹にビビる こともなく 番長面した 捨て猫子猫
12
ツンデレで 甘え上手で 気紛れで 愛されるという 特権を持つ
10
日焼け止め 塗らんと外に 出てもうた 桜の花に 早く会いたくて
8
もしもしも 自分に息子が おったなら 地区予選からして 直視できへんわ
7
新年度 始まりの日も 生業を 磨き
続
(
つ
)
ぐ人 家守り人
8
勝手にも
吾の家
(
あのいえ
)
含む ここらへん 縄張りとする ダミ声猫
10
満開が
4
月
1
日
(
いっぴ
)
の 情報と 風情も何も 桜散らしの風
9
「ほどほどに」 「無理しないで」 言葉掛け してもらいつ 現実とのジレンマ
8
アボカドに 騙し討ちされ 激凹み 色艶質感 イイカンジやったのに
8
宇宙間 存在しとる もの事象 その全部が 森羅万象やって
5
ググっても ググググっても なんちゅうか スッキリせぇへん 熟語がある
6
高
3
の クラスの女子の ブスっぷり 熱戦観ながら 聞かされてんねん
7
ちびっこが おもちゃを選ぶ 本気度で 選りすぐりて
上海
(
シャンハイ
)
ローズ
8
目に見えぬ 手の届かぬ 淋しさと 移れば変わるは 浮世の習い
8
朝刊を 配達中の バイク音 眠れぬ夜の 明け遠からず
13
ケンカ中 脈絡もなく 唐突に 「サボテン枯らすな」 今に何でそれ?
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