Utakata
登録
Login
サイトのご案内
しもぎ岡夜
フォロー
0
フォロワー
9
投稿数
313
未熟。
« 最初
‹ 前
…
4
5
6
7
8
9
10
11
次 ›
最後 »
たん たん たんたん たんぽぽの先っぽを 避けて派手にねころんだ
5
もう晴れもそよ風もいらないあなたがとなりにいなきゃぜんぶきらい
6
己
(
おの
)
が心叩いてそれきり目をあけぬ友 ふしあわせゆえ
4
さよならの次の日にかなあみのささくれを ちくんとたしかめる
5
イヤイヤ期のおわりに自ら手放した夢がアートになってじっと睨んでる
6
ぴかぴかのおうちの屋根に予定調和の夕方がのっている
9
昼過ぎに作りし野菜炒めと炒飯がほとぼとに 美味くて今日はそれでよし
8
ここにいるみんな生きて電車に乗れて 普通にすごい。
9
そして吹く風と青、翅でなくこの両足で見えないゴールをみにゆく
6
一ペソを握りてしゃがむ我を点すうなぎ屋の ネオンにこにこと
4
暗き夜のここから堕つるを雨と信じ 疑がぬ街の子らは
6
花冷えの警鐘が記されしカレンダーのために台所を消灯したまま昼来る
4
万博から千キロ離れたこの地でオナホールと添い寝する五月
4
「雷の季節が来るね野球少年が 犠牲バントを拒否しだす頃合に」
3
臆病なカウボーイの話しよう 入れ歯で噛めない肉を前にして
4
あかあいゆうがたをぼやけてみているめのようなすいでんのそば
5
誰からも求められぬ 丸めた原稿用紙に積もるバターの銀紙
7
君の影ひとつぶんの空白を 対面のここから妬ましくみている
5
ええとそので忘れてる季語を誤魔化すこの夜はまだ寒し
6
カーテンの向こうで虫の声だけがアスファルトを濡らしている
5
ラーメン屋のとびらをあける 店主の吸う酸素を招き猫がみている
7
せっかくの春何も思いつかず大粒の納豆と白飯と青ネギ食べる
8
人が死ぬ物語を書きながら瞬きをする間に 鳥が一匹空へ消えた
5
ほらねみんながこわがっておうちにかくれたから空だけがほえている
4
だらしなく喘ぐためが乳房の ひとつの役割であってたまるかよ
4
血混じりの吐瀉物を「病んでるネ」で終わらせないで 反論しろよ私
4
もういいさヘリウムが心を溶かしきる前に かえろう おうちへかえろう
6
君の吐く不意の「死にたい」を口ずさん でしまうしだけど春ですか
4
しようもなく生きるのクロッカス咲いた日にここから出ていくため
4
春曇獅子の子のようにヘッドレストへ足の指伸ばしおり
4
« 最初
‹ 前
…
4
5
6
7
8
9
10
11
次 ›
最後 »