Utakata
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ゆるてなほゆ帆
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報道も四十を告げる日に使わぬ毛布をたんたん叩くたんたん叩く
5
甘いだけの恋をしたいぼくを痛みで寝かさない君はバイキンかもしれぬ
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一ヶ月干しておらぬ布団に熱と涙を漏らす時あり真夏の夜
5
棋士如く履歴書を並べ棋士如く履歴書に 写真を置くなり母静かに
8
その川の水と胃が出会えば死ぬだろうあの日さくらのはなびらが浮いていた
6
はじめてのるすばんそとからわらいごえがして ものおきですとーぶにないた
6
さよならに敬称をつけて再来の願いに死をつけて呼べそうこの街に夜がくる ☆さよならさんかくまたきてしかく☆
5
冬という常識を背負い苦しむコートをみている 半袖雨七月に
9
バンザイのさかさまをして夜に触れないように さかさまのズボンが干されてる
8
さっきまで歩いてきた道は弱冷房車挟んで まっくろのかげ
7
「にちようびやすみ」のポストで顔を照らしつつ両の手で機器を握る あおむけ
7
雨止んでふと乳房恋しく触れたやかんの冷たさよ
4
生き始めた長針はまずおちてみせ それからのぼってみせた
7
やいぼくの舌あの子のむし歯みたのだろう さわってしまったのだろうか
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る) 自転車のバスケットに入れてきたもの なつ?(さわってみる)まなつだ
6
不自然に育った木(ざわめく) 私ってちっぽけですか?(ざめいてる)
5
ひとつだけあまった玉ねぎが生まれ変わるために芽を伸ばす冷蔵庫
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キッチンの南側は春雷の日に赤丸をされてカレンダーがこおっている
5
顔のないクーの首を絞めながら夜を誰も恨めない癖にわたしはみている
3
シャトレーゼにきちんと並ぶ自転車のどれか キミの自転車のどれか
7
GHQかこにいきみなころすキミの話ほど よくねむれるものがない
5
お受験雑誌載ったガキ全員しねばいいし 重力の虹の下巻は笑えるし
4
ずっと完成しない道路の傷口でぼくの原付四センチ飛んだ
9
ええもしやと思われては困ります 自販機に自転とか教えないでください
5
とりせんの七十八円の緑茶越しに丸まった 君のゆるやかな呼吸をみている
6
うららかな時期も過ぎ主演になるべく街頭へ飛ぶ練習をする羽虫や羽虫
8
八色の夢を怖がって震えている母の額にてのひらを触れてもいいかな
5
朝起きて伸ばした手に染まった気味悪く咲く 朱の薔薇一輪
7
季節
(
きせつ
)
の大粒を拾うたびにキミの立つしっぽが恋しい
4
うわ!!!!!!!!!形見の皿が双子さんになっておるレンジ内
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