カミハリコ
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運命の外側で踊る水曜日くらやみ跨いで星へ帰ろう
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秋の亡骸を踏み締めながら肺に満たしてゆくつめたい空気
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あの夏は恋にするには痛すぎる ぜんぶ燃やし尽くしてほしい
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ニセモノもぜんぶ綺麗に映し出す鏡を砕く弾丸をくれ
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泣き叫び滅茶苦茶にしたこの部屋を片付けるのも私よわたし
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心臓を指さしそれをくれと言うおまえはいつも孤高の王様
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まばゆさに目を眇めてるふりをして秋の花火を心臓で聴く
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また今日も出せない手紙積み重ねやっぱり雨も苦手なままで
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青白い月がそんなにこわいならジャングルジムへ逃げ込みなさい
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うそつきな二人の間に横たわるいくつかの『哀』とひとつの『I』
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人ひとり死んだくらいじゃ変わらない世界なんか滅んでしまえ
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にせものの神を殺したその夜にはじめてその手に触れた気がした
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気をつけてお帰りください人生が滑りやすくなっております
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もし明日世界がひっくり返っても君は口笛吹き続けなよ
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(ありがとう呪いの言葉はいりませんひとつ残らず食べてください)
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つよいひとうつくしいひとこわれないひとあふれない海をみるひと
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発つたびに殴り書く遺書の中身はいつでも同じ「ぜんぶわすれて」
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真夜中の雨に紛れる銃声と泣き方を知らないこどもたち
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考えているふりだけは得意です ずっとずっと息苦しいだけで
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影の中で生きるとはじめから決めていたこの手を引くのは誰だ
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目の奥に青い花降り積もったのならさようならの合図です
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あらかじめ潰されているプチプチでつつむ希望感傷罪悪
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動かないよう抑えていた秒針 血も肉も骨も歯もかなわない
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過去からの手紙は赤い 立ちのぼる煙草と雨が混じったにおい
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砕け散ってもひかりはひかりのままわたしの目だけ射抜いてくれる
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最後まで秘密を背負わせてごめんあの世で謝るから待ってて
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息もできない夏でさえいつまでもあなたの影は涼しいままで
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終わらない約束をしてくれるなら恋にならない星でいいから
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いつかくる別れの朝はにせものの名前のままで笑い合おう
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僕たちは正しい距離を見失い送電線を踏み付け走る
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