カルブルクス
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風の吹くまま気の向くまま

毎日が充実してればしてるほどつまらない歌ばかりが出来る
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爪を切り幼くなった指先で 起こすプルタブ麦酒は苦い
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もう残り二ミリのリップクリームで 過ぎた月日をうるおしてきた
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一晩中唸って書いたラブレター 白ヤギさんたら読まずに食べた
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このはきっと単なる洞窟だ、たどり着くさき宝はあるさ
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生き延びた今も希死したあの時も変わらず美味しいあなたのごはん
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十月の下弦の月が笑う頃バスに揺られてどこ往く我ら
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僕たちに巣食った働きすぎの病 未知の病魔に治療さる皮肉
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雨の日にじっくり淹れたミルクティー なぜか気分は素敵な魔女さん
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雨が過ぎ花を落とした金木犀 地面にそそいだ金の星屑
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「今いくつ?結婚してるの?お子さんは?」 ……時代遅れの蠅がうるさい
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ただいまよりチーズケーキを作ります誰のためでもなく焼くのです
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未練なく終わらせた気でいたくせに指輪を落としてかく冷や汗に(笑)
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ささくれた僕の親指からめとりキスで逃げてくきみは純情
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手のひらでしゃりりと鳴った君の頬 色も産毛も桃のそれだね
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分離した日焼け止め液振りながら「今年に夏ってあったんだっけ?」
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野良猫を、道端に咲く蒲公英を、愛でるにしても要るのは幸せ
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我が夜はまだ酔いながら明けぬるを恋のいづこに君宿るらむ
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この渦の終わりを皆で願えるか きっと地球が試しているのだ
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青い星ひとつの病で揺れるのを見ている彼らも僕らもエイリアン
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驚いてすぐに丸まるから僕はヒトよりダンゴムシに近いのです
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憎悪とて描けば巨匠歌えば時代 物語すれば伝説になる
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美化された思い出語るあの頃の知り合いに贈る軽蔑の笑み
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晴れ空に24℃の冷たさを振りまく秋の素知らぬ顔かな
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かちゃかちゃと鳴る化粧品の音でふと母にじゃれてたあの日へ帰る
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唇を好きなかたちに染めていく私の生き様塗り重ねてく
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太陽のような君には分からない僕の目からは雨が降ること
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とうめいのガラスに閉じた大自然美しくあれせめてここでは
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何回も針を戻した壁時計 必ず遅れる使命のように
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雨雲が近いと知らせる片頭痛 無神経にも暴れる神経
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