カルブルクス
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風の吹くまま気の向くまま

窓際で途切れ途切れの声させる蝉の末期を聞き届ける夕
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明日なぞないさ答えも今どきの若者の目に見えると思うか?
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生と死の往復をして過ごす夏 今年もバテて始末できずに
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だいなしにしようよ全部壊してさ クソ人生の最後くらいは
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虫の声随分小さくなったのはエアコンの歌を選んだからさ
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枯れてゆく夏にそのままついてって秋でもなんでもない場所へ往く
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朝顔やいまどんな夢をみているの 明日になったら教えておくれ
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眠れずに不安を煮詰めてみたけれど美味いコンポートにゃできそうもない
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踊りましょう行方知れずのこの星で 命をおしゃかにタップダンスを
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べつにいい「いいね!」がゼロでも僕は詠む 僕だけのうた、僕の宇宙で
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しゃらくさいなにがサラダ記念日だなんでもかんでも祝いやがって
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海の中山でもいいやどこへでも行くわひとりになれるとこなら
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夜に喰う抹茶アイスで気休める安い幸せ私の身の程
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ふと気づき詠みたいことなどないくせに筆を執っては不毛な短歌
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妖精のようにあなたは意にも介さずにすぐに私を忘れていった
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惑星を落とし拾って縫い留めてシャツのボタンを直してました
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そこな君訳しておくれこの涙なんでどうして流れてるのか
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深夜二時コンビニ前で座り込む側のヒトにはなれぬこの身は
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もう誰も読まなくなった僕の歌 詠んで呼んではひとりで散らす
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うまい棒食べたら舌に残る味 幼き頃の記憶の残滓
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やっとこさ髪を染めたぜ碧色に 今日から私が海の洞窟
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夕まぐれこのまま一緒に終わってと自分の命を預けています
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真夜中の暗さが至極丁度良い自分の顔を見ずに済むから
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自分へのご褒美なんて馬鹿馬鹿しい この手で撫でて何が楽しい?
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遺言は残していかない おまえらは何も分からず苦しめばいい
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慰めの追いつくことなき我が人生 ひとり泣いては気休めている
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うつくしいものだけずっと見ていたい だから鏡を叩き割らなきゃ
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指先に残る苺の残り香で満足している君がおかしい
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亡きともよ春がこれからやってくる、きみ無しで往く桜並木に
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仕事終え缶を煽ったベランダでいま死ねたらとしあわせを詠む
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