Utakata
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灯屋
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学びの旅から帰ったら皆さんまた灯屋を迎えてくれる?
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りんどうは秋を愛する花だから 風と月光全てこぼさず
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心臓があった場所には君がいて 心拍速めるいたずらをする
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近未来釣り銭などは消滅す けれどラーメン永遠にあり
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じいちゃんの少しほつれた麦わら帽見え隠れする葡萄棚の奥
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早生みかん薄く滴りほの青く 物足りなさは我と通じて
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失恋は右肺の酸素空にするそれでもチョコと恋 また嚙る
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声甘く今夜は君と長電話 外のあけびも雨も静かに
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繋いだ手を離さないでね一緒なら神在月になる気がするんだ
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スタッカートスタッカートらら 傘一つ 雨が跳ねてる君のスカート
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授業中 素晴らしい短歌思いつく 休み時間には忘れてて 乙
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秋に乗り過去から未来にぐんぐんとぶらんこを漕ぐ風は涼やか
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ペガススの広げる翼見上げつつ試されながらぼくら寄り添う
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ぼくたちは秋に生まれた 干し草に仰向けなれば懐かしい空
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握る手は運命線に接してるスマホの中の消せないLINE
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ねぇねぇ、と君が呼ぶ声甘くって 君の抗体獲得できない
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水溜まり信号の赤反射する 君が来ないと息が痛いよ
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君の目が瞬きをする瞬間に生きてると思う新鮮なほど
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サルビアは恋などしてもしなくても夢など見てもみなくとも 紅
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夕焼けが合図なんだねとんぼたち 山へ帰るの すすきは寂しい
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指丸め のぞくと淡い月があり心は銀河を旅する秋の夜
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放課後に君のスマホが震えてた 急
(
せ
)
く指先は誰のためなの
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膝にのる老猫あくびをして去れり 気付けば肉球ふよふよとなり
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ハンバーガー親友の愚痴聞きながら笑い話にもってけたら勝ち
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歳とった猫しょぼしょぼと膝に乗る あぁ小春日と あごの下掻く
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あじさいの白さが移り透きとおり やがてやさしさだけになりたい
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寂しさはさよならじゃなくその後の ひとり眺める夕焼けなんだ
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朝静か花なき百合の葉の上で露を
朝食
(
あさげ
)
にす てんとう虫
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この先は白いうさぎがかけてきてアリスのいそうな新緑の森
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ビルの上 空の蒼さに立ちすくむ 皆顔のない教室へいざ
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君はみて声を上げたね流れ星 僕の願いは叶えられたよ
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