Utakata
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灯屋
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学びの旅から帰ったら皆さんまた灯屋を迎えてくれる?
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さっきまで月は冷たく尖ってた 両手に息を吹きかけて溶かす
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妬ましき我の心に嫌気刺し 友の幸せ祝えない罪
8
灰色の制服に身体ねじ込んで誰にも見せずファイティングポーズ
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ゆうべからスリッパ片方見つからず 君がいないと意味がないんだ
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窓開けて孤独を放出してみれば風と寂しさだけが入れり
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檸檬もち力任せに握りしめ 生まれ変わる と呟いてみる
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adidasのシューズよ夢へ飛び移れ リアルは銀河を超えていけるか
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海撫でて吹いてくる風は湿ってて 泣いてる君の頰思い出す
7
パリピなどガラじゃないのは知ってるが一回くらいはひゅーひゅーしたい
6
紙で切る人差し指の痛みほど生を感じる濃い
丹
(
あか
)
の跡
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寂しさがぼくの心をノックする 空ばかり見る それでも溢れる
8
紅花の奥ゆかし顔愛されて 末摘花を醜といわずや
7
十五回目の夏が過ぎ次の夏精一杯に生きてるだろうか
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秋の月その有様に奪われて 寂しさがそっと上に来て乗る
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白鳥がシベリア突っ切り来る時期か 空は水色 川は空色
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ほおずきを口に含めば夕焼けに 空も瞳も焼けるだろうか
7
触れること叶わないから見つめてる 君の癖っ毛君より詳しく
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昨日まで一心不乱に好きだった 僕のものにはならない君を
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母さんのマニキュア落とした指を見て いつもありがと なぜ言えぬのか
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教頭の「距離をあけろ」にぼくたちは納得顔で一歩後進
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走り寄り僕に抱きつく君の顔まじ可愛くて跳ね起きる夢
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幸福の尾ひれのような陽を背負い秋風の中生きる雪虫
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夏終わり母が作りし瓶詰めのさくらんぼジャム冷えて寂しげ
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痛むなら隠さず僕に見せてほしい 月光で傷を洗ってあげる
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階段の踊り場にある姿見に一瞬映る僕が真実
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月光を浴びると溶けて海になるそんな寂しさならばもらうよ
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一房の葡萄の中に青い池 味わう君の横顔は秋
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透明な繭に包まれ座ってた伊東が退めて空いたロッカー
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全方位僕らを包むオレンジはいつかやってくるさよならの色
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この地球青いまんまでいるならば僕ら幸せだと決めつけよ
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