Utakata
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灯屋
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きっと皆んな繋がってるよね。
大学生になります。
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地を這うは銀河の如し朝顔でしゃなりしゃなりと星型の花
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膝の上陽だまりできて君からの手紙置いたら向日葵になる
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吹き抜けの窓からのぞく半月が らしく生きよと僕にささやく
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輪郭がぼやけるほどの優しさとアイスノンミスト携えてゆく
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靴紐を縛りなおして君の手をつかんで走るまずは明日まで
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姪っ子とケンケンパーをしてるから先行くカップル羨ましくない
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どこまでも切なの色に染まりゆく夕焼けの空まぶたを揺らす
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生きていて構わないのかこの自分手を伸ばす先銀河はあるか
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夕闇の空が茜であるわけは夕顔の白 引き立てるため
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月もない星もない夜図書館の壁にはりつく二人だけの影
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山からの碧の風が生真面目なブルーベリーに色香与える
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僕が風呂入ると必ず覗いてるハナコ八歳呼んでもこにゃい
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過ぎたこと 果たされなかった約束を知る僕たちはもういなくても
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山裾の緑に咲いた紫陽花のように人目を忍ぶ恋した
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フィリピンの物乞いの少女真っ直ぐに俺を見ている4G越しで
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苔むした石段登り木漏れ日の地蔵の影ふみ日本で伸びする
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「こんなにも大事にされたらボケちゃうわ」そういうばあちゃん介護度三なり
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夏だって雲低くなる時はあり うそをつかずに生きていたまえ
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母さんの机に置いたガンプラは僕の気持ちさ謝罪のポーズ
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月光が川面でちらちら砕けてた夏の番人線香花火
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猫カフェに行ったら客は男のみ全員チェックのシャツを着ていた
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牛すじが歯間につまり舌でとる 母「怖い顔してどうしたの」
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宇宙とはつまりいなかの少年は肩を叩いて笑い合う者
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白い蝶ラベンダーの上ひらり舞い黄色い傘もつ幼子を誘う
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窓覆うあけびの葉叩く通り雨 一服涼得た虫の響きよ
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イケメンと一緒にUNIQLO行ってみな 己を知るとはこれかと思うぜ
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僕の手をグローブみたいと笑ってる甘い指先君が滴る
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切なさがまぶたに口づけする夜は恋を知らない子供に戻る
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悪党になりたがってる節がある親友まずは銀縁をやめろ
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邪魔なのは案外マスクじゃないんだね 邪魔するものは君の黒髪
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