Utakata
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灯屋
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学びの旅から帰ったら皆さんまた灯屋を迎えてくれる?
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弱虫な僕に生まれて良かったよ逃げれば何度も闘えるから
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飽きという季節がくるとは気づかずに走りすぎたね君と僕とは
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好きだよと言えば僕から離れてく その確かさで黒板を拭く
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雨孕む不機嫌な雲に飛び乗ってオリーブ咥えた白鳩放つ
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ふっくらと憂いを帯びた白蓮は波寄られてもなお人見知り
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手を伸ばし指先に触れキンと鳴る 弾む夏の大三角形
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草刈りの青い匂いが部屋に舞い紫陽花白く夏が居座る
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君が呼ぶ僕の名前は水素とか酸素の仲間に入り混じるもの
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とばり降り月の光もない夜の街灯回る蛾の宿命は
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老害と耳にするたび胸萎む 僕に関数教える祖父は
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頼むから藤井聡太と比較すなDNAから違うぞなもし
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各知事のマスクのセンス批評する暇があるなら掃除せよ母
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好きなとこ果てなく言える君のこと そんな自分も好きだ青空
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小児から喘息は友 鼻セレブ共に携え 友とママチャリ
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グランドにへばりついてる古雑誌興味そそるが自制自制、と
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地を這うは銀河の如し朝顔でしゃなりしゃなりと星型の花
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膝の上陽だまりできて君からの手紙置いたら向日葵になる
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吹き抜けの窓からのぞく半月が らしく生きよと僕にささやく
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輪郭がぼやけるほどの優しさとアイスノンミスト携えてゆく
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靴紐を縛りなおして君の手をつかんで走るまずは明日まで
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姪っ子とケンケンパーをしてるから先行くカップル羨ましくない
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どこまでも切なの色に染まりゆく夕焼けの空まぶたを揺らす
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生きていて構わないのかこの自分手を伸ばす先銀河はあるか
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夕闇の空が茜であるわけは夕顔の白 引き立てるため
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月もない星もない夜図書館の壁にはりつく二人だけの影
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山からの碧の風が生真面目なブルーベリーに色香与える
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僕が風呂入ると必ず覗いてるハナコ八歳呼んでもこにゃい
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過ぎたこと 果たされなかった約束を知る僕たちはもういなくても
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フィリピンの物乞いの少女真っ直ぐに俺を見ている4G越しで
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苔むした石段登り木漏れ日の地蔵の影ふみ日本で伸びする
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