Utakata
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灯屋
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学びの旅から帰ったら皆さんまた灯屋を迎えてくれる?
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ためらわずロマンティックに浸りたい慰められる流れ星みて
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ポケットに君の手迎え息白く宇宙は僕らの形の夜だ
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父が居る白く浮き出た教室で十五の僕は未来予定す
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罪人は自覚無いまますぴすぴと熟睡してる 古文の授業
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月曜日朝8時半君に会うそのためだけに今日が始まる
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あの人の幸せ祈ることもなく後悔もせず それだけでよし
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ひとひらの舞たる雪の静けさや些々で怒れる我見習わん
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あの冬が降りだし積もりそうだからこのマフラーはしまっておくよ
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嗚呼暗い長い冷たい夕雪の道をゆくのか恋もせぬまま
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溶け気味のラムレーズンを食べながら硝子戸叩く雪を観る吾
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一月の月の灯りは清らかで雲には乗れないことを忘れる
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降り積もる雪を見渡し寒いねと微笑む君の瞳あたたか
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君はただ君を肯定すれば良い空色のシャツ着ずとも跳べる
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焼きそばの焦げた香りが階下から知らせに来たね正月終了
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瞬きをする音さえも聞こえそう今年初めて顔見ただけで
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見上げるとすべてが降ってくる空だ歓びばかり噛みしめよ 今
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哀しみに踊らされたる夜を超えカレー曜日は中辛の朝
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いつも行くコンビニドアに求人の張り紙あって 誰か辞めんの
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塩漬けになった睫毛はばさばさで心もたまに軽く風邪ひく
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年明けて十六歳をやれるのか甚だ不安 助けて伊代ちゃん
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待ち侘びて来ぬ人想い雪に濡れこれが答えと知りつつ案ず
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雪上の狐の足跡 たち消えて 宮沢賢治の世界観かよ
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うそ吐いて騙した痛み忘れても白い冬薔薇僕をみている
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チンをして食べよと父のメモ通り食べるカレーはなぜだか泣ける
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明日あたり雪に呑まれるナナカマド 口に入れると甘酸っぱいか
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引き際が見事でしたね山紅葉 ロケット刺さるような雪原
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好きだなと想った数だけ空があり今夜は鈴を鳴らすめでたさ
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ぬくもりと愛と優しさ見えぬもの一線上にいるよサンタは
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細雪まつ毛にのせて煌めかす君の原罪数えてやまぬ
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胸元のボタンは閉めろきっちりと少しも開けちゃ駄目だよ君は
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