刺草キロ
フォロー
51
フォロワー
40
投稿数
1267

シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。

飯物（めしもの）を肴にするは酒家の恥　亡父の戒め今日は破りぬ（お稲荷さんも食べ）
8
塩豆に牛の塩漬け（コンビーフ）塩玉子　お稲荷さまも肴に加え
7
隣席に誰が座ろうと俺は呑む　走る居酒屋（しんかんせん）　四合の清酒
7
蝉や雉　奇妙な感性面白き　フォローに付くはカウボーイ二人
7
愛用の桜井漆器の赤酒椀　車輌揺れても酒はこぼさじ
6
やれ帰らん愉しみ居酒屋新幹線　今日の肴はコンビーフと豆
8
金沢のビジネスホテルは満室で　能登の人多く泊まらむ二次避難
7
美女降りてなぜか気楽になった俺　金沢までの残る半時
8
あれ残念　美女は富山で降りちゃった　戻していけよドリンクホルダー
6
新幹線美女の頭傾きて　もう少しで載る俺の肩の端（は）
9
七月の新幹線は満席で　周りは遊びか俺は仕事だ
4
新幹線蒸れ靴脱いで足組めど　美女が隣じゃ遠慮しようか
7
新幹線とにかく寝るぞ長野まで　しかし気になる隣の美女が
7
日本橋朝の七時で既に蒸す　汗に湿りし衣（ころも）替えたし
3
上高地かの地こそ浄土ならむ　小なる白蛇　沢泳ぎおり
7
蝉焼いて醤油つければ旨いとさ　脱け殻素揚げに塩ふれ大人女（おとめ）
4
ベランダに蝉仰向けに俺を見る　まだ生きてるかもと思うと　触（さわ）れぬ
7
ベランダに蝉仰向けに硬直す　複雑な造形　透き通る翅（はね）
6
どぜうは泥の子土の味　湖沼の精を疲者に与えよ（猫は食わんでしょうな）
4
魚籠のどぜうとは野趣あり旨し　鰻なんぞはおこちゃまの食
3
金沢でよく行く居酒屋カウンター　山椒香り立つどぜうの蒲焼き
7
金沢は北の国とは名ばかりで　夏の暑さは帝都を凌ぐ
9
金沢に月に一度は営業回り　回るは事務所や工場ばかり
4
女たらしの太宰はあまり好まぬが　「津軽」のラストに涙ぐむ俺
8
コンビニの軒下借りて路上呑み　やっと汗ひく仕事も終わる（アルコール９％ハイボールロング缶）
9
夏営業　炎天の下一万歩　見るも無残な汗だく男に
10
夏営業「直帰します」と言い置いて　プールでサボる低生産性の俺
8
「伺います」など言わねばよかった夏営業　熱射の路をふらつき歩く
12
えっまた炒飯　俺は酢飯を食べたいぞ　と言ったとたん「あんたが作れ」と言われるから黙る
8
えっまた炒飯　俺は酢飯を食べたいぞ　大葉と茗荷を散らしてあれば
6