刺草キロ
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シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。

「巴里は燃えているか」を重ね聴く 女房息子は「またかよ」と言う
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車内席隣のギャルがもたれくる どうぞ我が肩枕になされよ
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車内席隣の若造もたれくる 体幹鍛えよしゃんとせんかい
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霜の付く鮎五尾ならば今のうち 甘露煮にして初夏を封印
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古漬に生姜を添えて呑む亡父ちちは ラガーの大瓶ランニングシャツ
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酢くからく深く漬かれよ野菜ども 酒よ飯よとあおるぬか漬け
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ひと月で我がぬか床も様になり もぎり胡瓜と蕪が上出来
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インバウンドの突飛な露出に鼻白む やはりあなたは異国のひとじゃの
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「ここは歩道だぞっ」と自転車に怒鳴りつけたこと二度ある俺 小さ
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よし决定けつじょう 二股三股かけてやる 下手な鉄砲文章数撃ちゃ当たる
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選に落つ おとなで良かったこんな夜は 遠吠えもよし酒呑むもよし
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津軽藩 鯵ヶ沢より米を出す 「貨幣」とならばいたしかたなし(御家老 医師脳殿)
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どうしても好きになれないこの人種 ビキニパンツの日焼けおじさん
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まだ続く屋外プールの水澄みて そろそろ人も疎らなるかな
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うつ伏せに戻してやった油蝉 あとで見たなら姿が消えた
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塩たらこ熱飯に埋め半にえに ほぐし頬張るめしのうまさよ
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炊きたてのごはんに勝る美食なし 塩ひとつまみあればよろしき
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こめ人気 瑞穂の国の住人は 減反政策やめる潮時
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雷か花火か何か知らぬれど 蚊に刺されてまで見る気にならぬ
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秋刀魚さんまおろしと酢橘すだちで待ちぬれど 現れたるは羽生結弦か(脂ギッシュなやつ食いてえ)
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農業の詠み人となる老医師は 三内丸山の末裔びと
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アイコンを真っ黒に換えた我がともよ そのままにすな魔物がくるぞ
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「しっかりと」「もっと」そろそろ飽きないかこの副詞 「ゆるく」「このまま」でもいいんじゃないかい
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甘い柔らかい旨みをぎゅっと凝縮し肉汁じゅわっとプリップリッ これらの言葉を使わず感想述べよ
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冨永愛の吉宗公 庭男がお好みで わしも御手付きになれるかしらん(時代劇妄想)
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冨永愛の吉宗公 大奥に募集枠あれば 仕事辞めて駆けつけるぞい(時代劇ばか)
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梅安は請けた仕事は遂行す 針一本を口に咥えて(時代劇続く)
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座頭市もし「てもみん」にいるのなら 受けてみたいなあんたの施術(時代劇if
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握力と指の技にて骨砕く 念仏の鉄不敵に嗤う(時代劇止まらん)
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お嬢さん流れ舟は帰らねえんでやんす 紋次郎名台詞 忘れられず(時代劇また)
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