刺草キロ
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シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。

大阪の友人と呑む楽しみの ついでに回るか大屋根リング
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小国のパビリオンだけ回ろうか それならきっと旅行気分も
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宿押さえせっかく行く気になったのに 酷評噴出 万博どうしよ
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苦しげに咳をするひと気の毒な でもマスクせよ電車の中だ
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一年中こんな朝ならよかろうに 青天無風少しひんやり
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まるまるの日記の文字でそれと知る この日したたか俺は呑んだな
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色(物質)のみを空というのは切取りで 受想行識(精神)も亦た空(五蘊皆空)
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しんしんと森全体が鳴くような 今ぞ羽化時 ハルゼミの春(ユニシロさん、羨ましい)
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似ているね なにも関係ないはずの あったら怖い躑躅と髑髏
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つつじより少し地味なるさつき花 堅気娘の矜持保てり
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保護者などいないと気がついた あの四月から「自由」は秒を刻んだ
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おぼろとは限らぬものよ春の月 けふこの夜には冴え冴えとして
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深海の光を集め茹でられて ほたるのいかは噛まれてはじけ
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釜揚げの ぷっとふくれた蛍烏賊 噛みはじけるは深海みうみの香り(改)
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ぬか床が人肌ほどに温もりて 季節の進む兆しをで知る
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留守番のご褒美ほおばるうちの亀 彼の好物シャケのお刺身
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生命を省エネモードに切り替えて 亀は黙って留守居をはたし
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飼い主が所用で五日家を空け 亀は留守番なにも食べずに
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担いだり前抱きしたり降ろしたり 意外に不便なリュックのかばん
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この春も咲き散り終へし桜木に 名残惜しむや残花一輪
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川風に身をふるわせて花は散り 芽吹く翠に座をあけわたし
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葉桜は興ざめなりと人の言ふ そはそれなりの見方ありなむ
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山笑ふ はにかむ娘の歯のような 華やぎ控えめ山こぶしかな
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甲烏賊の薄身ほどけて海に溶け 紡錘形の骨は波間に
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氷見の浜 打ち上げられし芥にも 白々光る甲烏賊の骨
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花咲くも氷見の日暮れは風冷えて 指の骨まで腋に包みつ
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古書読めば文語の言葉のリズム乗り 慣れるにつれて江戸にアクセス
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付き添って「長谷川式」のテスト受け あれっ思い出せない俺も、に愕然
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体力を使い果たして墜ち消ゆる 雲雀は休む草葉の陰で
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枯れ木々の芽吹きも花も気配なく なお山眠る上信越道
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