Utakata
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拓治
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都筑区のマンションの山眺めながら 昔の蛍の光が浮かび
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「文学は漱石一番、明暗は一番怖い」に恩師おののく
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雪をかきついでに鎌倉作りみる 元気な子供ら手袋叩く
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春行事ぼた餅持ち寄る重箱や モグラの穴にこぼしたお彼岸
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「110番子供の家」と通学路 昔ながらの通りにありき
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畑起こしうねりうねりと耕せり 春陽を浴びて遠く見渡せり
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桃の花丹精込めて植えられて ささやかな香り仲春過ぎまで
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一枚の花札の如く桃の花 仲春に咲けり皆立ち止まる
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一本のハナ札の如き 一枚の花札の如き桃の花 忡春に咲けり皆立ち止まる
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仏像に熱いお茶かけ手にやけどしつつしびれて将棋勝ち寄す
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花曇り咲くか咲かぬか惑えども 木の芽に桜の記憶ありけり
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可憐なる黄色い花は幼子の ブーラブーラミニブランコの如く
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寒明けに嬉しいこと豆食べる 鳩がいるなり平和な春や
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春の川淡雪トロトロ消えてゆき 我のわだかまり融けてゆくなり
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岬の浦伊勢エビ老舗並びおり 五千円マーク五万と見違う
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春の土匂い起こせよ井戸の底 はさまるカボチャホイと手に取る
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春畑うねる波のよに耕かされ 可愛い芽を出し実る夢見る
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お飾りに君とあたしを並べてみる 三月の節句人形の手触り
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一木だけ花札の如く桃の花 早春に咲けり立ち止まる乙女
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黒服の宣教師姿窓に見え 幼年別れた母親来たり
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春の里冬に落ちゆく蜜柑食べ 父と二人で楽しく散策
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桃園や四つの壁に囲まれて 五人家族でいと見守られて
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春キャベツ貝の耳如く実りつつ 鳥の囀りしみと聞くなり
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春キャベツ貝の耳如く実りつつ 海鳥の声しみと聴くなり
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赤いバラ情熱を持ちて手折りおり 貴男の前で「歌を捧げて」
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冬の空フワフワ雲が浮いており 我の心も軽くなりたる
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春を待つ日に日を重ねて香り立ち 紅梅白梅愛でて咲くなり
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万作と春が来るのを喜びぬ 今も胸打つ一行詩の彼
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「大変よ 大変よ」と我の危機 幼馴染みの涙流して
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餌をはむ鳥にハーイと云いつつも 跳んでゆくなり我寂しけれ
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