チョコレートミントアイスクリーム
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わからないなりにやっております。

恋の歌を教えてくれた 教科書に書いてなかったピンクのリボン
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君に降る祝福がほら花となり 花束となり 今日の日をゆく
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諦めぬこころを教えてくれたひと こころに未だ咲きつづける花
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一番でなくてもいいという朋も だれかの一番になれなかったのだと
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晴天の過ぎ去った過去をおもう日は きっとてのひらに花束がある
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変わらない温度のままの指先で 「ばかだったな」と言われたかった
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もし僕が明日死んだらどうしよう きみの涙は何色だろう
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鍵盤をポルカのようにきみが踏むリズムがミモザの花束になる
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この道が地獄につづくというのなら運転席にはわたしがすわる
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しあわせを願うあなたのまなざしは 遠いアテネの炎に似てる
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ポケットに平和ピースがあったあの人は きっと老後にパンケーキ焼く
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もう眠い なんてころころ目を閉じるきみの眦はバターのようで
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渡り鳥昔のままに君はうたう 今でもずっと自由であると
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南から春のにおいを携えて 旅してきたの東京日和
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すこしだけ季節を先取りしたような やわい肉球萌葱のにおい
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かたちなきわたしのいのちは一筆で さんじゅういちじの言葉にやどる
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ああどうかカムパネルラよきいてくれ 祈りの星が確かであること
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ギリギリでなんにもしたくないが勝つ 勝ったものから布団に入る
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一年じゅう秋だったなら洋梨がオールシーズン食べられるのに
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春と冬反復横跳びくりかえし こころを気遣いドーナツを買う
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あたらしき命のみどりをあつめたようなエメラルドのピアスをながめて「綺麗」
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冷凍のうどんがすくういのちあり 生姜とおねぎとやや濃い塩味
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フィナーレなんて捨ててしまってほしいけど 薔薇の花束は渡したいから
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いえぬ傷こどものころにできたあざ お腹にひとつと心にたくさん
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針に糸を通せないままおとなになり 夜中にエシレを喫食している
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歌がへたなきみの鼻歌知りたくて調べてみたが当たりもしない
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昔から嫌だったのよ句読点変なところにつけるあなたが
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うす黄いろのかぜがわたしをさらってく 涙と鼻水とまらなくなる
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きみがくれる愛だけ煮詰めたジャムがありゃのこり千年生きていられる
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わたしにだけ微笑んでよね なめらかな陶器の頬を薔薇色にして
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