Utakata
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チョコレートミントアイスクリーム
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わからないなりにやっております。
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はなむけのあかしを母校の空に寄す 虹かかる空 なみだのかわり
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ひとりきり誰も知らない童話をうたう 世界の終わりにまた会いましょう
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抱きしめさせてくれる五キロの愛情にひとは猫という名前をつけた
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お着替えをしてきたのかな チャトラ柄もかわいかったよ 今もおしゃれね
9
あたたかな宇宙のかけらは黒白の毛皮をまとい隣で眠る
13
やさしい猫わたしのこころにいる茶虎 虹の向こうで花の雨降る
11
レモン気分 雨の時節をとびこえて 駆けてゆきたい白いスニーカー
8
最果ての地平でいつか会う君へ そちらは常春だったでしょうか
8
吾母の味はサッポロ味噌ラーメン わたしの丼にはたまごがふたつ
8
深夜二時 宇宙を探しにきみとふたり 海岸沿いのファミレスでパフェ
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花冷えだ もいちどおでんが食べたいね たまごと大根 おすすめもひとつ
3
一億年あとのオパールになったわたしを指輪に仕立てて愛してください
3
百年もたたぬうちから先人の軍靴の音を遠くに聞いた
6
雨ひとつぶかからぬひとと傘もなくうたれる人と 明日はわたしも
9
ウニ食べたい あの時ふたりで北海道で食べたあのウニ あれじゃなきゃイヤ
3
わたしたちみなその花を何かに喩え 散る意味をこそ見出してしまう
8
もうじきに蛍の季節 君と会う半袖の服を選びはじめる
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花は散る いのちのいぶきそのものをあらわすような緑にかわる
13
おにぎりのお米一粒かのように目的地まで押しつぶされる
5
もうじきに雨がひたすら降るであろう だれの傘にもみんなひとしく
11
自転車で駆け抜けていく 世界じゅうのきらめきと春を胸に抱いて
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花曇り ぬるい温度の風を切る 水たまりには桜の名残
12
無機質な色の雲はほんとうを透かして見せないから好きだった
9
雨が止む 心臓の音も汗すらもごまかしきれないまま暴かれる
6
頬撫でる花の香の風 ひた走る 言葉を恋を伝えられたら
9
晩冬のわすれ形見のこたつとはあやめの頃まで連れ添う約束
12
雨が降る 隠しきれない早鐘の心臓と汗をとじこめる檻
7
僕だけがあなたの
平和
(
たばこ
)
の吸い方を知らないままにされて生きてる
6
押し寄せる波が凪にならぬままシャツを濡らした 愛のように
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ありふれた恋の歌なんか嘯いた口で口説くな 触るな 見るな
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