さきゃ
7
17
投稿数
283

みなさん、いつもありがとう。
過去の歌をリメイクしたものには「/r」と付けています。ぜひ。

秋風が 二人の間 吹き抜ける 恋の終りが それを許した 
11
あの夜の 花火が恋に 飛び火して 君色に燃える 夏の思い出 
14
恋みどろ あの夕焼けが 溶けたなら 掴んだ腕も 離れないのに
5
陽炎が 包む彼女の 後ろ背は 夏の終わりを伝える、 揺れる 
11
大雲に 消えた真夏の 白烏しろからす 別れを惜しむ 言葉も無しに 
9
初恋は 入道雲に 重なって 白く燃えるよ 高く大きく 
11
君想う 心は春を 梅雨を越え あの雲のてっぺんより 高く
9
今詠める 景色に君が いないから あの頃のこと ばかり詠んでる
16
半袖の 腕にまとわる 夏風なつかぜに 「暑いね」と言う 相手もいない
15
夏空が こんなに寂しく 見えるのは あの夏の雲が 重なるからか
12
セミがまだ 鳴かないうちに 忘れたい 重たい恋は 夏にはいらない
12
梅雨雨つゆさめに 君寄りの傘 右肩を 犠牲にもっと ゆっくり歩く
13
切なさに 染まって空は 青くなる 雲の白さが 際立つ五月
12
今君の 肩を抱くのは 誰だろう 誰でもいいか 僕じゃないなら
7
有終の 別れも無しに 涼風すずかぜの 吹く頃君は 何処どこかへ消えた
11
時の瀬に 流されて今 初恋は 夏を求めて ただ君を待つ
4
雲高く 積むほど夏に なってゆく ただ寂しくて 独りの夏が 
9
陽炎かげろうまとった君が あの夏へ 消えていくのを ただ眺めてる
9
去年から 来た初夏風に 混ざってる 懐かし君の ほのかな匂い
10
常夏とこなつの 心は君を もう待たず また新しい 恋を探しに 
8
誰にでも 想う心が あるはずで 世界はもっと 優しくなれる
8
一春ひとはるの 終わりを告げる 空の青 四月に置いた 失恋の青
8
君の手の平に 広がる僕の夏 握れず終わる 秋冬あきふゆと 春
6
新緑や 君が隣にいた頃も こんな緑に 囲まれていた 
9
薄れてく あの子の声と 恋心 刺激が無くて 歌が詠めない
8
思い出を 混ぜたら歌は こんなにも 強く哀しく 優しくなって
9
春風に 君への愛が 散りゆけば 桜はいつか 若葉となった
10
誰のもの 誰のためでもなく 春は やさしい風を 届けてくれる
10
「君」と呼ぶ ことも躊躇う 距離だから もう「あの人」に なってしまった 
13
木漏れ日に 溢れた道の 思い出を 一つ残らず 集めて歩く
11