五蘊斎 雲握
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詠人不知

膝布団に 乗りて響く ニャン気筒  今日も良き音 奏でけるかな
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蟒蛇ウワバミを 呑むと豪語せし 大虎も  今は猪口に 憩う子虎かな
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人々が 熱狂せし球蹴りも 星条旗の風 野暮を運びぬ
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いいねなど 何するものぞ 強がりて 一つ頂き 破顔せしわれ
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七夕に 茶漬け掻き込み 夕涼み 行かば身を打つ 見えぬ夕立
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大槌の 手応え無きを 嘆きしも 振るえば楽しや 全て相殺
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猫の目は 先を追えども 何も無し やめておくれよ 怖くなるから
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実るほど 頭垂るるは 今昔 天を仰ぎし 穂のみ目立てり
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バックドア 上げて佇む青時雨 雲間より茜さし来る
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帰宅して まずはビールと 飲み干せば つまみ一つだに なきぞ悲しき
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ジェミニ褒めクロード感嘆せし文もチャッピー手厳し推敲の沼
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青雲の 跡おば追いし 壮年の 髀肉笑いし 三省もせず
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送り文 取り消しもまた 打ち直し 押せぬ指先 想い重ねて
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夜を破る 腹減りし猫の喧騒に 餌切らせたる 朝霧を駆ける
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酒盛りし まつろわぬ人 集いしも ただ酒呑む 心地よきなり
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決済の 手段空へと 広がりて 財布しまいし 場所も忘るる
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スマホ見る 我に焼き餅 焼きながら 画面叩きし 猫とて許す
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今日も呑む 明日も呑みます エブリデイ 健診前のみ 誓ふ休肝
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新しき品が あるのがいけないと 医者への言い訳 コンビニの隅
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くしゃみせば 猫飛び起きて 別れしも 物申したし 目の可愛さよ
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知り得たか? 聞きし日々に うらぶれて 稀に足掻きし 褪せ人の矜持 
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苦しみて 書きし文なり 見直せど 送るか迷ひて 時のみ流る
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大数に 人ら惑いて 祈るのみ 良き札来たれ 二十一来い
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