五蘊斎 雲握
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詠人不知

麻辣湯 今流行って いるらしい 勇みて食すも お腹いてて
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羽田より 電車に揺られ 宿ゆかば 田舎と違う 縁取りの空
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空翔けし 大鳥震え 外見れば 雲下広がる 街明かりかな
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三沢飛ぶ 大鳥唸り 耳裂けど 瞬く間に 羽田降り立つ
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エンジンの 轟轟猛る 鉄の雁 地上は夜なれど 空なお茜
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何人も その意に反す 苦役無し 名探偵 あれれおかしいぞ
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久々の 東の都 旅の路 北の地より いざ江戸博巡る
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引かぬ媚び ぬ省みぬ サウザーも 愛深きゆえ 我は猫に媚び
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久々に 親族ともども 酒場行く 足取り軽く 財布も軽く
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洗濯物 干したるも 生乾き 暑くもないが エアコンをつける
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七回忌 時の流るる 早きこと いずれ混沌へ 帰る道ゆく
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帰郷せし 姪の買い物 付き合うも レディースなりて 通路おじさん
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どこからか 迷い込みし ハチワレは 今や鎮座せし デカ猫オリバー
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強くたれ 名づけしリプリー 三毛猫は  クイーン平伏す バチクソ可愛い
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半世紀 共に暮らせし 松下の 電子レンジは いまだ現役
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たる知れば ブランデー知見 深まれり とどまるを知りて なお二日酔い
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名を呼べば 馳せ来りて 頭ゴツん 我はおやつの 給餌スイッチ
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数日の やませに暑気も 忘れたり 心残りは 洗濯乾かず
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家中の TV処分して 約十年 何も苦なし NEWSはアプリ
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酒残り 酒の顔など 見たくなし されど次の日 和解して呑む
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我が町は 田舎なれども 蕎麦の店 十割美味也 されどおしえず
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節約の パッケージ 色黒し だがしかしポテチ 前より値上がりす
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やませ雨 向かいし眼鏡 水玉に 雨に詠えば いと怪しき
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周り道 河川敷行く 朝散歩 馳せゆく車も 周り道かな
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地震にて 橋壊れて 周り道 修繕せぬと 聞き面重し
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やませ雨 草刈りし体 打つもなお 火照る身には 慈雨になれども
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仄暗き 部屋臥す君の 名を呼べど 素知らぬ顔の 撫で待ちなるを
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葉裏虫 蒼天を舞う 大鳥の 身を案じおり 翔けて墜つるを
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薄明の しじま破りし ゴロ鳴きて 浅夢覚ます 鼻の冷たさ
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アブラゼミ 鳴きて喧し 木を蹴れば  落ちてジリ鳴く 毛虫も落ちた
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