五蘊斎 雲握
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詠人不知

石仮面サギョウボウ  被りし我は 渇望す  パンの数など忘れども  酒!の一献忘れまじ
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田舎道 車自転車は 鮨詰めに 歩道にのみぞ 閑古鳥鳴く
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スマホ画面 バキバキなれど 愛おしき 我のみぞ知る 猫の牙跡
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ついに焚く 蚊取り線香 一縷立ち 虚しき戦 煙と終わる/なお痒し
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討ち取らん 怪し音めがけ 平手打つ されど空裂きて 我が頬着弾
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許すまじ 夢路破りし 怪し音 祓い退けども せせ嗤う蚊 
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天竜の 川の勢い 凄まじく 流石の橋も 本から崩れる
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今日夜空 またのお目もじ 時駆けて いく億年の 旅路の先で
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暑中耐え 呷る酒缶 掲ぐれば 季節で変わる 星の飲み友
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山背吹き 心寒々思えば 凶作ケガズ年 我飢餓知らねど ただ伝えゆく
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URYYY 胡瓜生長し ズキュウウン 蚊が刺しにけり 夏なりしや
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珍しき品 奉し 御猫の 心留めたるは ビニルのカサカサ
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今どこです 急を告げる 呼び出しに 西さんちの 東にいますわ
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我猫科? いやチャウやろ ツッコミも 犬猫も元 皆単弓類
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時代先取りを 持て囃すなれど 星の気温 先取りしすぎて 憂う行末
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散髪し 身を見ぬ間に 若毛萌え  なお髪ばかり 神に祈りぬ
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我悔し  196呑むみぎり  グレフル買いしが  アセロラなる時
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大陸の  風せせら笑えど  国作り  綿津見より出でし  奇貨居くべし 
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原罪を 抱え迷う 唐揚げも 揚げれば贖罪 零に帰する
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我が車を 追い越し得たる 数秒も 赤に止まりて 零に帰りぬ
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昨日蒸し エアコンつけて 眠りしも 今日底冷えて ストーブ焚けり
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キノタケの 長き内乱の果て 漁夫利狙うは ブルボン朝 ルマンド
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休日の雨 トタン叩き 外見れば 閑古鳥鳴き 懐中へ入るかな
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我絡む 猫にウザ絡む 尻尾ペシペシ これは・・・ 善きなり
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蝉時雨 窓開け 涼む夕暮れに 「ただし蚊、テメーはダメだ」
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地を這いし 我が誇れるもの二つ 二匹の猫と ペンだこの跡 
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見も知らぬ 国の政局 語るより 我が家の政局 固唾呑みて見ゆ
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猫の腹  事象の地平  覗き見て  強き引力に  我還れざる 
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暑き日に 喉を潤すは 麦の茶よ 一日の苦味流すは 麦の酒なり
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草刈りし 庭を見ぬ間に 若草の 誰憚らず 萌えにけるかな
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